『しろいうさぎとくろいうさぎ』から考える絵本教育とシッター活用

絵本の読み聞かせは、ただの「子どもとの楽しい時間」ではありません。そこには、語彙力や想像力、共感力、さらには論理的思考までを伸ばす力が隠されています。なかでも、長年多くの人に愛され続けている『しろいうさぎとくろいうさぎ』は、その象徴ともいえる絵本です。やさしい絵柄と切なくも温かい物語は、子どもだけでなく大人の心にも響きます。今回は、この絵本を入り口に「絵本教育の魅力」と「親ができる工夫」、そして「プロに任せるメリット」をお伝えします。
『しろいうさぎとくろいうさぎ』が伝えるもの
- 作者:ガブリエル・バンサン
- 発行:1965年、日本でも長く読み継がれている名作
この絵本には「相手を思う気持ち」や「大切な人とのつながり」が描かれています。
子どもはストーリーを通じて、相手の気持ちに寄り添うことの大切さを自然と学びます。
大人になってもなお人気があるのは、単なる「かわいいうさぎの話」ではなく、普遍的な愛と共感の物語だからです。
私自身子どもの頃によく読んでいましたし、大人になってからも、うさぎを飼っている友人に結婚記念日のプレゼントとして花束とともに送ったことがあります。
絵柄も温かく繊細ですし、ちょっと切なくて、最後ほっとするし、子どもの頃読んだ記憶があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

絵本の読み聞かせで育まれる4つの力
1. 語彙力
- 多様な言葉に触れ、表現の幅が広がる
- デジタル時代こそ「言葉で伝える力」が価値を持つ
- 将来的には、読解力・文章力・コミュニケーション力に直結
2. 想像力
- 登場人物の気持ちや行動を追体験することで育まれる
- 「こうだったら?」と考える力は、創造的な発想の基盤
3. 共感力(=思いやり)
- 他者の立場を理解し、気持ちを推し量る力
- コミュニケーションや人間関係の基本
4. 論理的思考
- 「なぜその行動をしたのか」「結果はどうなったのか」を考える
- 因果関係を理解し、数学やプログラミング的思考にもつながる
文部科学省や OECD の調査でも、幼少期の読書体験がその後の学力や非認知能力(思考力・感情の調整力など)に大きな影響を与えることが報告されています。
https://www.mext.go.jp/content/20220628-mxt_chisui01-000023630_5.pdf
読み聞かせ+「言葉かけ」で効果倍増!
ただ読むだけではなく、途中で問いかけをすることが効果的です。
例:『しろいうさぎとくろいうさぎ』のワンシーン
- くろいうさぎが悲しい顔をしたときにストップして
→「なんで悲しい顔してるのかな?」
→「もしあなたならどうする?」
こうした会話を加えることで、
- 語彙力:自分の言葉で説明することで定着
- 想像力・共感力:登場人物に感情移入しやすくなる
- 論理的思考:自分なりの理由や因果関係を整理して伝える訓練になる
(こちらでも絵本の読み聞かせについて書いています。参考にしてください。https://lycopo.com/『スイミー』と幼児教育-〜読み聞かせと会話で育/)
読み聞かせが難しいときは「プロの手」を借りても大丈夫
「やってあげたいけれど疲れてできない…」
「子どもがなかなか反応してくれない…」
そんな悩みを抱える親御さんも多いはずです。
ここで大切なのは、無理をしないこと。
疲れているときに義務感で読み聞かせをしても、親も子も楽しくありません。
プロに任せるメリット
- 子どもにとって「多様な大人の視点」に触れる貴重な機会
- 親以外の大人を信頼するきっかけになる
- 家庭の負担を減らし、親子の時間をより濃いものにできる
私たちのベビーシッターサービスでは、幼児教育を重視した読み聞かせを取り入れています。
ただ読むだけでなく、質問や会話を通じて「子どもの考える力」を引き出すことを大切にしています。
まとめ:絵本は子どもの未来をひらく「扉」
- 『しろいうさぎとくろいうさぎ』は、愛と共感を育む名作
- 読み聞かせは「語彙力・想像力・共感力・論理的思考」を伸ばす
- 「言葉かけ」を取り入れると効果は倍増
- 親だけでなく、プロのサポートを取り入れるのも有効
絵本教育は昔からあるシンプルな方法ですが、今もなお効果的であり続けています。
ぜひ、ご家庭でも試しつつ、必要なときは私たちにお任せください。
半額になるシッター体験のお申し込みはこちらまで
https://lycopo.com/contact/