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変化を恐れず、新しいチーズを探しに行こう

変化を恐れず、新しいチーズを探しに行こう

人は、変化を求めながらも、同時に変化を怖れます。
慣れ親しんだ環境、これまでのやり方、安心できる場所。それらを離れることは、誰にとっても勇気のいることです。

けれど、もしその「チーズ(=成功や安心)」が、気づかないうちに古くなっていたとしたら?
もし、ある日突然、チーズが“なくなっていた”としたら——。

そんな問いを投げかけてくれるのが、世界的ベストセラー『チーズはどこへ消えた?(原題:Who Moved My Cheese?)』です。

本日は私が学生時代に読み、それ以来自分の人生の道しるべにもなっている本を紹介します。


『チーズはどこへ消えた?』の紹介

著者スペンサー・ジョンソンによるこの本は、1998年の出版以来、世界で数千万部を超えるロングセラーとなっています(日本国内は450万部)。
ビジネス書でありながら、子どもでも読める寓話形式で書かれている点が特徴です。読んだ人も多いかもしれません。分厚い本ではなく、すぐに読破できる本で子どもにもおすすめできます。
また、世界のトップ企業も研修テキストとして採用しています。

登場人物は、二匹のネズミ「スニッフ」と「スカリー」、そして小人のような二人の人間「ヘム」と「ホー」。
彼らは“迷路”の中で、自分たちの幸せの象徴=「チーズ」を探して生きています。

チーズはどこへ消えた?』(扶桑社BOOKS)  スペンサー・ジョンソン著

チーズはどこへ消えた スペンサー・ジョンソン著

あらすじ:チーズがなくなった日

ある日、いつも通りチーズを食べに行った4人(2匹+2人)は、
そこにあったはずのチーズが消えていることに気づきます。

ネズミたちはすぐに「また新しいチーズを探しに行こう!」と行動します。
一方、人間のヘムとホーは「誰がチーズを動かしたんだ?」と怒りや恐れにとらわれ、
その場を動けなくなってしまいます。

しかしやがて、ホーは気づくのです。
「変化は、避けられない。
 古いチーズにしがみつくより、新しいチーズを探しに行こう」と。

ホーは恐怖を乗り越え、迷路に出て、新しいチーズを見つける冒険に出発します。


この物語が伝えたいこと

『チーズはどこへ消えた?』の本質は、とてもシンプルです。
「変化を恐れるな」
「チーズがなくなったら、新しいチーズを探そう」

つまり、「現状維持は安全ではない」ということ。
むしろ、変化を受け入れ、新しい環境や学びに身を置くことこそが、
自分を成長させ、次のチーズへと導いてくれます。

この本が20年以上経っても読まれ続けているのは、どんな時代にも通じる“普遍的な真理”があるからでしょう。


「変化を楽しむ勇気」

私自身も、仕事に行き詰った時、または経営を始めてからも「チーズがなくなった」と感じる瞬間が何度もありました。
それまでのやり方が通じない。想定した結果が出ない。努力しても手応えがない。本当に何度も苦しんだ経験がありますし、今でも苦しみます。

けれど、そういう時こそ——「新しいチーズを探しに行くしかない」と思うようにしています。
チーズがなくなった、なぜなくなった、なぜ新しいものは来ないのかと立ち止まって考えてても何もすすみません(次に活かせるように反省することは大事だと思います)。

変化は怖い。
でも、動かなければチーズは腐ってしまう。まずはその現実に向かわなければなりません。このままだとチーズは腐るし、そもそもなくなってしまいます。


学び続けること=新しいチーズを探し続けること

『チーズはどこへ消えた?』を教育の観点から読み解くと、
「学び続ける姿勢」の重要性が浮かび上がります。

新しい知識、経験、人との出会い。
それらはすべて、次のチーズを見つけるためのヒントです。

変化がとても激しい現代社会だからこそ、学び続ける姿勢が増々重要になってきています。
だからこそ、「学ぶことを楽しめる子ども」を育てたい。
それが、私たちリコポ幼児教育の根本的な想いであり、信念です。


「発達のピラミッド」と個別教育の考え方

私たちは、教育を「発達のピラミッド」として捉えています。

  • 土台には、安心できる関係性(愛着形成)
  • その上に、感覚・運動・情緒の発達
  • さらに、言語・思考・社会性
  • そして頂点に、学習(勉強)

このピラミッドの上に立って、初めて“学ぶ力”が育ちます。

私たちの個別教育、ベビーシッターは
子ども一人ひとりの資質や発達段階に合わせた学び、教育プランを提示して、状況や要望に合わせて、プラン内容も常に変更していきます。

無理に教え込むのではなく、子ども自身ができそうでできない部分を見極めつつ、「わかった!」「できた!」という瞬間を通して、“新しいチーズを見つける喜び”を味わえるように導きます。

※私たちが重視している発達のピラミッドによる学習です。幼児期より土台をしっかり積み上げることが「学習(勉強)」につながります。
幼児期に大切な感覚統合と発達ピラミッド〜小学校受験にも役立つ力〜

発達の階層構造のピラミッド。下から順に発達

変化を恐れず、学びを楽しもう

『チーズはどこへ消えた?』は、大人にも子どもにも通じる寓話です。
時代も社会も、子育ても、日々変わり続けています。

その中で私たちは、
「変化を恐れず、学び続ける」姿勢を大切にしたいと思っています。

子どもたちにもそう育ってほしいという想いと同時に、私たちもそういった姿勢を持ち続け、決して今の状況に安座してはならないと思っています。


今日のおさらいQ&A3問

Q1. 『チーズはどこへ消えた?』の教えとは?

A.現状維持ではなく、変化を恐れず新しい環境や学びを受け入れることの大切さです。

Q2. 子どもにもこの物語の考え方は当てはまりますか?

A.はい。学びとは変化そのもの。失敗や挑戦を通して“新しいチーズ”を見つけていく体験が、子どもの成長につながります。

Q3. リコポ幼児教育ではどんな教育をしているの?

A.「発達のピラミッド」に基づき、個々の子どもに合わせた教育プランを行い、学びを楽しめる子どもを育てます。


リコポ幼児教育では、子どもの成長に寄り添うために
会員様には365日いつでも子育て相談を受け付けています。
ご家庭に合った解決策を一緒に考えましょう。

執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

> 株式会社リコポの理念や運営体制については、創業者の想いをご覧ください。

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