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ぐずる・不機嫌な子どもをどうする?―生活リズムで育む「心の安定」

ぐずる・不機嫌な子どもをどうする?―生活リズムで育む「心の安定」

朝の着替えでぐずる、保育園の前で泣く、夕方になると何をしても機嫌が悪い――。
そんな日々の「ぐずり」に、親として戸惑うことはありませんか?

実は、ぐずりや不機嫌は「心身のバランスの乱れ」や「安心したい気持ちのサイン」であることが多いのです。
子どもは言葉で自分の感情をうまく表現できないため、「泣く」「怒る」「拒否する」といった行動で伝えようとします。

この記事では、ぐずる子どもの背景を理解し、家庭でできる安定のサポート法を解説します。
そして、私たちリコポ幼児教育がどのように“心の安定”を支えるかについてもご紹介します。


ぐずる・不機嫌な子とはどんな子?

● ぐずりの正体は「SOSのサイン」

子どもがぐずるのは、「我慢」「不安」「疲れ」「欲求不満」などの心身ストレスの表れです。
たとえば――

  • 朝の登園前に「ママと離れたくない」不安
  • 食事や昼寝のタイミングがずれた「眠い・お腹すいた」状態
  • 遊び足りない、または刺激過多で「疲れ切っている」状態
  • 成長段階での「自我の芽生え(イヤイヤ期)」による葛藤

つまり、ぐずりとは“問題行動”ではなく、“自分のバランスを取り戻したい”というメッセージなのです。

● 不機嫌な子に共通する特徴

  1. 睡眠不足または不規則な生活
     → 日中の情緒コントロールが難しくなります。
  2. 環境の変化や親の忙しさを敏感に感じ取る
     → 子どもは家庭の「空気」を敏感に察知します。
  3. 欲求が伝わらないもどかしさ
     → 言葉でうまく言えず、泣く・怒るという手段で表現します。

「生活リズム」が心の安定を支える

● 睡眠は“心の栄養”

子どもの脳は眠っている間に情報を整理し、感情を安定させるホルモン(セロトニン・メラトニンなど)を分泌します。
睡眠が不足すると、脳の調整機能が働かず、イライラや衝動性が高まりやすくなります。

年齢別の理想的な睡眠時間の目安

年齢睡眠時間
1〜2歳約11〜14時間(昼寝含む)
3〜5歳約10〜13時間
小学生低学年約9〜11時間

特に就寝時間を固定することが大切です。
「夜9時には寝る」「朝7時に起きる」と決めておくだけで、1日のリズムが自然に整います。

● 食事リズムも“心のリズム”

子どもの血糖値は大人よりも変動しやすく、空腹がイライラやぐずりを引き起こすことがあります。
3食を一定の時間に取り、間食も決まった時間にすることで、体と心のバランスが保たれます。

おすすめは「朝食をしっかり取ること」。
朝食によって体温が上がり、脳と自律神経が活動モードに切り替わります。


ぐずりを減らすためにできる家庭の工夫

● 睡眠を整えるポイント

  1. 寝る前の“静かな時間”をつくる
     → テレビ・スマホ・タブレットの光は交感神経を刺激します。
      就寝1時間前には「絵本」「お話し」「穏やかな音楽」に切り替えましょう。
  2. 入眠の合図を決める
     → 「この音楽を聴いたら寝る」「このぬいぐるみと寝る」といった習慣が、安心感を生みます。
  3. 昼間の運動でぐっすり眠る
     → 適度な外遊びや体の使い方が、夜の良質な睡眠につながります。

● 神経を刺激する遊びとの向き合い方

現代の子どもたちは、YouTubeやゲームなど刺激の強い遊びに慣れています。
これらは楽しい反面、「興奮状態」を長く維持し、切り替えが難しくなります。

家庭では次のような“静と動”のバランスを意識しましょう。

  • 午前:公園で思いきり体を動かす(動)
  • 午後:絵本・工作・おままごとなど、集中遊び(静)
  • 夜:お風呂でリラックス → 就寝準備

このリズムが「心のバッファー(余裕)」を育て、ぐずりに強い子をつくります。

※子どもの睡眠についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
 【子どもの寝つき問題】 タイプ別にみる原因と対処法

子どもの寝つき改善法

ぐずる子どもと「愛着」「共感」の関係

ぐずる子どもにとって最も必要なのは、「共感してもらうこと」です。
泣いているとき、叱るよりも「どうしたの?」「悲しかったね」と気持ちを代弁してあげると、
子どもの脳内では“安心ホルモン”と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。

このオキシトシンこそ、親子の愛着を深めるホルモン
愛着が安定している子は、感情の揺れを自分で調整できるようになります。

たとえば――

  • ぐずったときに抱きしめて「大丈夫」と伝える
  • 感情を否定せず「そう感じたんだね」と受け止める
  • 解決は後でもよい、「まず気持ちを共感する」

こうした積み重ねが、長期的に子どもの自己肯定感を支えます。

※子どもの自己肯定感のことに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
 子どもの自己肯定感を育てるために大切なこと


「ぐずり期」は成長のチャンス

「ぐずり期」は、親にとって忍耐の時期ですが、実は自立への第一歩でもあります。
子どもは「自分の気持ちをコントロールする」練習をしている最中なのです。

親が寄り添いながら、そのプロセスを一緒に経験することで、
子どもは“感情を扱える力”を少しずつ身につけていきます。

ぐずる子どもを見て「また始まった」と思う日もあるでしょう。
けれど、その行動の裏には必ず理由があります。
生活リズムを整え、共感で寄り添い、安心の環境をつくる――
それが、子どもの笑顔を取り戻す最も確実な方法です。

幼児の癇癪はいつまで続く?1歳から6歳までの対応策を年齢ごとにご紹介(ベネッセ教育情報サイト)
1〜2歳/3〜4歳/5〜6歳という年齢別に「癇癪」「ぐずり」にどう向き合うかを解説。年齢段階での対応策が分かりやすく整理されていて、おすすめです。


リコポ幼児教育の想い:子どもの「心の安定」を支える教育

リコポ幼児教育では、ぐずる・不機嫌といった日常のサインを、
「成長のチャンス」として丁寧に受け止めています。

  • 子ども一人ひとりの気質・発達段階に合わせた個別教育
  • 「睡眠」「食事」「情緒安定」を含めた生活リズムサポート
  • 親御さまとの365日いつでも相談体制

私たちは、子どもが安心して笑える毎日を送るために、ご家庭とともに歩みながら、今後に重要な心の発達と学びの基盤を育てていきます。


パパママからよくある質問3つ

Q1. ぐずりがひどい日は、どう対応すればよいですか?

A.まずは「落ち着かせる」ことよりも「共感」を優先しましょう。
「悲しいね」「疲れたね」と言葉にしてあげることで、感情の整理が始まります。

Q2. 睡眠リズムを整えるコツは?

A.就寝時刻と起床時刻を一定にすることが最重要です。
さらに朝日を浴び、朝食を取ることで、体内時計が自然にリセットされます。

Q3. ぐずりが続くとき、相談してもいいですか?

A.もちろんです。リコポ幼児教育では、子どもの行動・発達・生活リズムなど、
どんな小さな不安でもお気軽にご相談してください!


リコポ幼児教育では、子どもの成長に寄り添うために
会員様には365日いつでも子育て相談を受け付けています。

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お子さまの個性やご家庭の状況に合わせて、
当社の教育アドバイザー・鈴木が丁寧にご相談をお受けします。
体験後にすぐご入会いただく必要はありません。
ご家庭に合った最適なサポート方法を、ゆっくり一緒に考えていきましょう。
☆ こちらが鈴木アトム先生の紹介記事です。創業者の想いとともにご覧ください。

執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)
> 株式会社リコポの理念や運営体制については、創業者の想いをご覧ください。

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