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幼児期から始める金銭教育  遊びながら身につく“お金の感覚”

幼児期から始める金銭教育  遊びながら身につく“お金の感覚”

「お金のことはまだ早い」「小学生になってからでいいのでは?」子どもにお金の教育をすすめようとするとこんな声も聞こえます。「子どもなのにお金の話をするな」と昔はよく、今でもたまに大人が言ってるのを聞きます。ただ、子どもにお金のことや、使い方の話をして、子どものお金遣いが荒くなったという話は聞いたことがありません。むしろ、何も話さないから金遣いが荒くなった、いつのまにか使っていたという話は結構耳にします。実際、私の知り合いにも子どもがいつのまにか親のスマホからゲームに課金していたり、クレジットカードを使っていたりと、大惨事になったという方が3人はいます。これは全員お金や、課金、クレジットカードのことなど教えていないことから生じています。

投資の神様ウォーレン・バフェットの父親は証券業を行い、アメリカ下院議員も務めた経験もあるエリートですが、バフェットもその父親の教育もあったのか、彼は11歳で最初の株を買います。ガム・コーラや雑誌を買って転売するなどの小口ビジネスを行い、それで得たお金を投資に回していました。14歳の頃には不動産の賃貸業まで行っています。
バフェットは世界トップクラスのお金持ちですが、一方で、1958年に買った家にずっと住み続け、高級ブランドの服を追い求めず、実用を重視し、酒、女性、借金は破産する愚かな人間として一線を引くなど、お金の価値を誰よりもしっかり理解しています。(ウォーレン・バフェット wikipediaより)


世界最大の投資家を例に出すのは極端かもしれませんが、お金を大事にする人はお金の価値を知っている人です。私はお金遣いが荒いのはお金の価値や使い方が分からないことから生じるものだと思っています。ゆえに、「お金の話は子どもにはしたくない」という気持ちはある程度分かりますが、やはり子どもの頃からお金の教育はしっかりしておくべきだと思います。

それに実は、子どもがお金に対する“感覚”を育む最初のチャンスは幼児期にあるのです。3歳頃から「買う」「選ぶ」「貯める」といった体験を通じて、お金の基本的な理解が自然と身についていきます。お金の教育は、単に数字を覚えることではなく、「ものの価値を知る」「限りある中で選ぶ」「人と分け合う」など、将来の生活力につながる大切な学びでもあります。この記事では、幼児期から始められる金銭教育の意義と具体的な方法を、わかりやすくご紹介します。


子どもに金銭教育は必要?

幼児期の子どもに「金銭教育なんて早い」と思う方も多いでしょう。しかし、金銭教育はお金の知識を教えるだけではなく、人生を生き抜く力を育てる教育でもあります。

  • 自分で選ぶ力
  • 我慢して待つ力←☆じつはこの「待つ力」はとても重要です。また改めて詳しくお伝えします
  • 他人と分け合う力
    これらは将来、計画性や思いやり、社会性へとつながります。逆に幼少期にまったくお金と触れ合わずに育つと、社会に出てから「お金の使い方がわからない」「貯められない」といった問題につながりやすいのです。
    ☆この思いやり、他人への共感能力も幸せに生きていくためにとても重要な力です。
     ブログの記事を参考にしてみてください。
     「共感性」を養う幼児教育 「思いやりのある子ども」は幸福度が高い

金銭教育を始めるメリット

  • 計画性が育つ:「今日は100円まで」「来月までに欲しいおもちゃを買う」など、限られた中で選択する経験は、思考力を伸ばします。
  • 我慢する力が育つ:衝動的に欲しいものを買うのではなく、「貯めてから手に入れる」体験が、忍耐力や自己コントロールにつながります。
  • 社会性が育つ:お金を分け合ったり、寄付を体験することで、「お金=思いやりの手段」であることを理解できます。
  • 親子のコミュニケーションが深まる:お買い物やお小遣い帳を通じて、親子で会話が増えるのも大きなメリットです。

何歳ぐらいから始めるのが望ましい?

専門家の間では、3歳前後からの体験的な金銭教育が効果的とされています。

  • 3歳:大きさや色の違いで硬貨を認識できる
  • 4歳:簡単な数の概念が理解できる
  • 5歳〜:おつりや計画的な貯金の体験が可能になる
    この時期にお金を「見える」「触れる」存在として扱うことで、自然にお金の基礎感覚が身についていきます。

幼児期に教えるべきこと

ここでは幼児期に特に大切な6つの学びを整理します。

(1) お金を「見える」形で学ぶ

小銭やおもちゃのお金を使い、「違う価値がある」ことを経験させましょう。視覚的に学べる透明の貯金箱もおすすめです。

(2) 「交換の仕組み」を理解する

「お金を渡すと物がもらえる」体験が大切。小さな駄菓子屋やコンビニで実際に子どもに支払いを任せると、学びは一層深まります。

(3) お金には「限りがある」と知る

「今日は100円まで」という制限を設け、自分で選ばせる。限られた中で選ぶ経験が、価値判断や優先順位を考える力につながります。

(4) 「貯める楽しさ」を味わう

シールを貯める台紙や、見える貯金箱を利用し、「待つことの意味」を体験。欲しいものを買うために少しずつ貯める経験は自己コントロールを養います。

(5) 「人と分け合う」経験をする

お金で買ったお菓子を兄弟や友達と分け合う、小さな寄付を体験するなど。お金は「自分だけのもの」ではなく、人を喜ばせる力があると気づきます。

(6) 親の姿から学ぶ

子どもは模倣で育ちます。親が「計画的にお金を使う姿」を見せること自体が教育に。買い物中に「今日はこれがお得だからこちらにするね」と声に出すと効果的です。


どんなやり方で行う?

具体的な方法の一例です。

  • 買い物体験:500円を持たせ、好きなものを選ばせておつりを計算させる
  • 家族の目標貯金:「旅行のために積み立てる」など、親子で一緒にゴールを設定
  • 遊びの中で学ぶ:「お店屋さんごっこ」や「ごっこ遊び」を通じて、お金の流れを体験
  • お小遣い帳:「入った・使った」を記録するだけで十分

教える上での注意点

  • お金を「ご褒美」や「罰」として使わない
     →行動をコントロールするためにお金を使うと、誤った価値観が育ちます。←安易に報酬型の「ほめ」は行わない方がよいです。これに関してもまた改めて
  • 親の不安を押し付けない
     →「お金は怖いもの」と刷り込むのではなく、「工夫すれば生活を楽しくする道具」と伝える。
  • 急がない
     →完璧に理解させようとせず、遊びや生活の中で少しずつ体験させることが大切です。

Q&A(まとめ)

Q1. 子どもにお金の教育は何歳から始めればいいですか?

A. 一般的には3歳頃からが目安です。数字や量の違いが少しずつ理解できるようになり、買い物体験や貯金箱を使った遊びを通じて「お金は交換の道具」という感覚を自然に学べます。

Q2. 幼児期のお金教育では、どんなことを教えるべきですか?

A. 「お金は限りがある」「使うと減る」「貯めると増える」「人と分け合える」という4つの感覚が大切です。難しい知識ではなく、買い物ごっこや小さなお手伝いの中で、楽しみながら実感させることが効果的です。

Q3. お金教育をする際に注意することはありますか?

A. お金を「ご褒美」や「罰」として使わないことが重要です。また「お金は怖いもの」と刷り込むのではなく、「工夫すれば生活を豊かにできる便利な道具」としてポジティブに伝えることで、健全な価値観が育ちます。

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