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「この子、育てにくい?」と悩む前に

「この子、育てにくい?」と悩む前に

子どもの“気質の違い”を知ることが、子育てをぐっと楽にする

「上の子と同じように育てているのに、なぜかうまくいかない」
「この子は言うことを聞かない子なの?」
そんなふうに感じたことはありませんか。

でも、それは“しつけ不足”でも“親の関わり方の失敗”でもありません。
子どもには、生まれながらにして異なる「気質」があり、それぞれに合った関わり方があるのです。

本記事では、幼児教育の視点から
「気質・性格・嗜好性の違い」
「内向性・外交性の違い」
「年齢に応じた関わり方」
を整理しながら、「その子らしさ」を尊重した子育てのヒントをお伝えします。

※以前にも子どもの気質について触れています。今回はより深めて記事にしています。
 子どもの気質の違いを理解 兄弟でも異なる「その子らしさ」を大切に

目次

・子どもの「気質・性格・嗜好性」は何が違う?
・エルンスト・クレッチマーの3つの気質
・内向的な子・外交的な子の特徴
・気質とレジリエンスの深い関係
・「魔法の年齢(2歳ごろ)」の理解と関わり方
・気質を見極めた個別最適な幼児教育


子どもの「気質」「性格」「嗜好性」は一人ひとり違う

まず混同されやすい3つの言葉を整理しましょう。

気質:生まれ持った“心の傾向”

気質とは、生まれつき備わっている反応のしかたや感じ方の傾向です。
たとえば、

・音や光に敏感かどうか
・新しい環境にすぐ慣れるか、時間がかかるか
・感情の切り替えが早いか、ゆっくりか

これらは、成長とともに表現の仕方は変わっても、基本的には一生変わらない土台です。

性格:環境との関わりで形づくられるもの

性格は、気質をベースにしながら、家庭・保育園・人間関係などの環境の影響を受けて後天的に形成されます。

「慎重な気質の子」が
・安心できる関わりを受けると → 思慮深い子に
・否定され続けると → 臆病な子に

同じ気質でも、性格は大きく変わるのです。

嗜好性:好みは時代と経験で変わる

嗜好性は、「何が好きか・楽しいか」という好みです。
これは時代背景や経験、周囲の影響で変化しやすいもの。

恐竜が好きだった子が、ある日突然電車に夢中になる。
これも成長の自然な姿です。

子どもの気質、ネガティブな子育て、そして親子間の行動の変動性が相互作用して外在化問題にどのような影響を与えるかを理解する(PMC)


エルンスト・クレッチマーの3つの気質

ドイツの精神科医エルンスト・クレッチマーは、人の気質を大きく3つに分類しました。

循環型気質

感情の起伏があり、明るく社交的。
楽しいときはとことん楽しみ、落ち込むときは少し沈む。
人との関係を原動力に成長するタイプです。

分裂型気質

内省的で、静かに考えるのが得意。
集団よりも一人の時間で力を蓄える傾向があります。
「マイペース」「独自の世界」を持つ子に多いです。

粘着型気質

物事にこだわり、粘り強い。
一度決めたことを最後までやり抜く力があります。
反面、切り替えには時間がかかることも。

重要なのは、どれが良い・悪いではなく、どれも価値ある特性だということです。


外向性と内向性 ― エネルギーの充電方法の違い

内向的な子どもの特徴

内向的な子は、
・一人遊びが好き
・大勢の場では疲れやすい
・深く考える

刺激を抑えた環境で、安心すると力を発揮します。

外向的な子どもの特徴

外交的な子は、
・人との関わりが好き
・新しい環境に飛び込みやすい
・行動しながら学ぶ

周囲とのやりとりがエネルギー源になります。

内向性・外向性とレジリエンスの関係

レジリエンス(立ち直る力)は、性格タイプで決まるものではありません。
自分に合った方法で回復できるかどうかが重要です。

内向的な子には「一人で整理する時間」を
外交的な子には「話せる相手」を
それぞれ保障することで、レジリエンスは育ちます。

※レジリエンスについて説明しています。
 レジリエンス・「立ち直る力」を支える能力

レジリエンスを構成する力

気質を見極めた「個別最適な幼児教育」

私たちは、子どもの
・気質
・性格
・嗜好性

を専門的に丁寧に観察・分析したうえで、一人ひとりに最適な関わりを設計します。
子どもの最適な成長には個別教育はとても効果的です。
「できそうで、できない」が重要  個別教育がもたらす子どもの飛躍

経験的、学術的にもプロフェッショナルな専門家が子どもの気質を見極め、また保護者の方の要望を丁寧に伺いながら、教育プランを作成して、幼児教育、ベビーシッターに反映させます。
学習意欲を持った子に、子どもに集中力がない、算数が好きな子に育てたい、姿勢が悪い、ご飯をきれいに食べてほしいなど子どもの直してほしいところ、将来育ってほしい子どもの像をお伝えください。
幼児教育重視のベビーシッター 子育て・教育相談も重視します
算数が好きな子を育てるために(前編)

子育て・教育における「理論」と「経験」両方の大切さ

最近接領域

パパママからよくある質問3つ

Q1.気質は一生変わらないと聞くと、将来が少し不安になります。大丈夫でしょうか?

→気質は「感じ方や反応の傾向」であり、良し悪しが決まるものではありません。
たとえば慎重な気質の子は、環境が整えば思慮深さや集中力という強みに育ちます。
大切なのは、気質そのものを変えようとすることではなく、気質に合った関わり方で性格や行動を育てていくことです。将来の可能性が狭まることはありません。


Q2.兄弟姉妹で育て方が同じでも、全く性格が違うのはなぜですか?

→子どもは生まれ持った気質が一人ひとり異なります。
同じ家庭環境でも、刺激の受け取り方や反応の仕方が違うため、行動や性格の表れ方に差が出ます。
「同じように育てているのに…」と悩む必要はありません。
違いは失敗ではなく、その子らしさの表れと考えてみてください。


Q3.内向的な子は、社会性が育ちにくいのでしょうか?

→内向的=社会性が低い、ということはありません。
内向的な子は、少人数や安心できる関係の中で、深く人と関わる力を持っています。
無理に社交的にさせるよりも、その子が安心して関われる環境を整えることが、結果的に豊かな社会性につながります。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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