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【保存版】子どもの「なんで?」は成長のサイン

【保存版】子どもの「なんで?」は成長のサイン

質問の意味と大人の上手な関わり方

「なんで空は青いの?」「なんでごはん残しちゃダメなの?」
子どもの“なんで?”攻撃に、つい「もう質問はおしまい!」と言いたくなった経験、きっとありますよね。

でも実は、この“なんで?”は、子どもが世界を理解しはじめた大切なサインです。
単なる好奇心だけでなく、「相手の気持ちを知りたい」「理由を理解したい」という、社会性や思考力の芽が詰まっています。

本記事では、

  • 子どもの「なんで?」が始まる時期
  • 成長とともに変化する質問の中身
  • 大人はどう関わるとよいのか

を、具体例を交えながら分かりやすく整理します。


目次

  1. 子どもの「なんで?」はいつから始まるのか
  2. 他者の存在が分かってきたからこそ生まれる「なんで?」
  3. 成長とともに高度になる子どもの質問
  4. 終わらない「なんで?」にどう向き合うか
  5. 「答え」よりも「話したい」だけのこともある
  6. 理由を知ることで、行動の基準を学んでいく

1. 子どもの「なんで?」はいつから始まるのか

子どもが「なんで?」と理由を尋ねるようになるのは、早い子で2歳後半〜3歳ごろが多いとされています。
言葉が増え、「これは何?」という名前を知る質問から一歩進み、「どうして?」と因果関係に関心を持ち始める時期です。

具体例

  • 「なんで靴はくの?」
  • 「なんで夜は寝るの?」
  • 「なんでママはお仕事行くの?」

これらは単なる疑問ではなく、
「行動には理由がある」ということを、子どもなりに理解しようとする姿です。


2. 他者の存在と、その役割が分かってきた後に生まれる「なんで?」

2〜3歳頃になると、子どもは「自分以外の人」がいて、それぞれに役割があることに気づき始めます。
この段階で出てくる「なんで?」は、他者理解の入り口でもあります。


具体例

  • 「なんでパパはスーツなの?」
  • 「なんで先生は怒るの?」
  • 「なんで赤ちゃんは泣くの?」

ここには、
「この人はなぜこうしているのか」
「自分と違う行動には意味があるのか」
という、社会を理解しようとする視点が含まれています。

※他者理解についての詳しい記事です。
 他者視点で物事を考えられる子どもへ

ピアジェの三つ山課題

3. 成長とともに高度になる子どもの質問

年齢が上がるにつれて、子どもの質問はだんだん抽象的で高度になっていきます。
単純な理由だけでなく、「仕組み」や「背景」まで知りたがるようになります。


具体例

  • 3〜4歳:「なんで雨が降るの?」
  • 4〜5歳:「なんで悪いことしたら怒られるの?」
  • 就学前:「なんで戦争って起きるの?」

この頃になると、大人でも即答に困る質問が増えてきます。
でも、完璧な説明をすることよりも、「一緒に考える姿勢」を見せることが大切です。

※こちらも他者理解の記事です。
 「他者視点」→「思いやり」→「幸福な人生」につながる


4. 終わらない「なんで?」にどう向き合うか

「なんで?」「なんで?」「なんで?」と、質問が延々と続くことも珍しくありません。
正直、疲れます。かなり。

ですが、この連続質問は、子どもの中で
「分かったことを土台に、さらに知りたいことが生まれている」
状態でもあります。

すべてに完璧に答える必要はありません。

  • 分からないときは「一緒に調べてみよう」
  • 余裕がないときは「今は難しいから、あとで話そうね」

と、誠実に向き合う姿勢があれば十分です。


5. 「答え」よりも「話したい」だけの子どもも

実は、子どもの「なんで?」は、必ずしも答えを求めていないこともあります。
ただ大人と会話したい、つながっていたい、という気持ちの表れである場合も多いのです。


具体例

  • 寝る前に延々と質問してくる
  • 忙しそうなときに限って「なんで?」が増える

この場合、論理的な説明よりも、
「そう思ったんだね」「気になったんだね」
と気持ちを受け止めてもらうだけで、子どもは満足することもあります。


6. 理由を知ることで、行動の基準を学んでいく

「なんでそれをしちゃダメなの?」という質問に、
「ダメなものはダメ!」とだけ答えてしまうと、子どもは納得できません。

理由を理解することで、子どもは
「自分で考えて行動する基準」
を少しずつ身につけていきます。


具体例

  • 「なんで道路に飛び出しちゃダメなの?」
     →「車が来たらぶつかって危ないからだよ」
  • 「なんでお友だちを叩いたらダメなの?」
     →「叩かれたら痛くて悲しい気持ちになるからだよ」

この積み重ねが、ルールを“守らされるもの”ではなく、
“自分で選ぶための基準”として内面化していく土台になります。

参考:子どもの疑問「なぜなぜ期」 うまく答えて子どもの知的好奇心を伸ばす方法(学研)


Q&A3問

Q1. 子どもの「なんで?」には、毎回きちんと答えたほうがいいですか?

できる範囲で答えるのが理想ですが、完璧である必要はありません。分からないことは「一緒に調べよう」と伝えるのも立派な対応です。忙しいときは「あとで話そうね」と約束し、子どもの“知りたい気持ち”自体を大切に受け止める姿勢が、好奇心と信頼関係を育てます。


Q2. 「なんで?」がしつこくてイライラしてしまいます。どう対応すればいいですか?

連続する質問は、理解が深まっているサインでもあります。すべてに長文で答える必要はなく、短く要点だけ伝えたり、「どう思う?」と問い返して子どもに考えさせるのも有効です。大人が疲れているときは、気持ちを正直に伝えつつ、あとで話す時間を作るのがおすすめです。


Q3. 「なんでダメなの?」と聞かれたとき、どう説明すれば伝わりますか?

ルールの“理由”を、子どもに分かる具体例で伝えるのがコツです。
例:「道路に出ちゃダメ」→「車が来たらぶつかって危ないから」
理由を理解することで、子どもは行動の基準を内面化しやすくなり、自分で考えて選ぶ力が育ちます。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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