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子どもに「ありがとう」を伝えることの大切さ

子どもに「ありがとう」を伝えることの大切さ

「ありがとう」は、関係をやさしく変える言葉

入院して1週間ほどになります。
その中で、医師や看護師、病院スタッフの方々に日々支えられていると実感させられます。

普段は当たり前にできていることも、体調を崩すと一つひとつが人の手によって成り立っていることにも気づかされます。本当にいろいろな人に改めて感謝する毎日です。
そして、しっかりと「ありがとうございます」と伝えることで、相手との関係が少しやわらぎ、自分の気持ちも落ち着いていくのを感じました。

この体験は、家庭での子どもとの関わりにも重なります。
子どもは成長とともに、

「自分も何かの役に立ちたい」
「大人のようにやってみたい」

という気持ちを強めていきます。
そのとき、大人がどう応えるかによって、子どもの自己肯定感や人と関わろうとする姿勢は大きく変わります。

今回は、
子どもの自我の発達と「役割に気づく」という成長過程をふまえながら、
子どもに「ありがとう」と伝えることの大切さについて考えていきます。


目次

  1. 入院生活から見えた「感謝の言葉」の力
  2. 自我の発達と「役割に気づく」成長過程
  3. 3〜4歳頃から芽生える「役に立ちたい」気持ち
  4. 大人のまねを通して学ぶ手順と失敗
  5. 実行機能が未熟な時期のつまずき
  6. 子どもに「ありがとう」と伝える意味
  7. 指示より感謝が関係を変える理由
  8. まとめ

1. 入院生活から見えた「感謝の言葉」の力

入院中は、日常の多くを他人に委ねる生活になります。
体調管理、食事、身の回りの世話。
どれも自分ひとりでは成り立ちません。

その中で感じたのは、
「ありがとう」と言葉にして伝えるだけで、場の空気がやわらぐということでした。
言われて嫌な人は基本的にいませんし、私の方も想いを伝えれてよかったと勝手ながら満足できます。

感謝は相手のための言葉であると同時に、
自分の心を整える働きも持っています。

この感覚は、家庭の中でも同じです。
子どもが何かをしてくれたとき、結果が完璧でなくても、

「やってくれてありがとう」
「手伝ってくれて助かったよ」

と伝えることで、関係性は少しずつ温かいものになっていきます。


2. 自我の発達と「役割に気づく」成長過程

子どもは成長とともに、

「自分は周囲の中でどんな存在なのか」
「自分にもできることがあるのではないか」

と考えるようになります。
これが、自我の発達です。

自我が育ってくると、
子どもは大人の行動に強い関心を示すようになります。

掃除をしている姿を見て、ほうきを持ちたがる。
料理をしている姿を見て、混ぜてみたがる。

これらは単なるまねではなく、
「この家族の一員として関わりたい」という気持ちの表れでもあります。

※関連記事です。
 子どもが自分の役割を認識するということ


3. 3〜4歳頃から芽生える「役に立ちたい」気持ち

3〜4歳頃になると、
子どもは「手伝いたい」という意思をはっきり示すようになります。

洗濯物を運ぼうとしたり、
配膳を手伝おうとしたりする姿はよく見られます。

以前、お手伝いの重要性については詳しく触れましたが、
ここでは一点だけ大切な視点を確認しておきます。

子どもにとって大事なのは、
「うまくできたかどうか」よりも、
「やろうとした気持ちが受け止められたかどうか」です。

※関連記事です。
 「お手伝い」は最強の学びになる!

子どものお手伝いについて

4. 大人のまねを通して学ぶ手順と失敗

子どもは大人の姿を見ながら、
仕事や家事には手順があることを学んでいきます。

しかし、最初からうまくできることはほとんどありません。
水をこぼしたり、途中で投げ出したりすることもあります。

ここで大切なのは、
失敗を「ダメなこと」として終わらせないことです。

失敗は、子どもにとって学びの入口です。
やり直す経験を積み重ねることで、少しずつできることが増えていきます。


5. 実行機能が未熟な時期のつまずき

幼児期の子どもは、
計画を立てたり、気持ちをコントロールしたりする力がまだ十分ではありません。

そのため、

途中で飽きてしまう
思い通りにいかずに怒ってしまう
最後までやり切れない

といったことが起こりやすくなります。

これは発達の過程として自然な姿です。
大人がこの特性を理解して関わることで、
子どもは安心して挑戦を続けることができます。


6. 子どもに「ありがとう」と伝える意味

子どもに「ありがとう」と伝えることは、
単なる礼儀以上の意味を持ちます。

感謝されることで、子どもは

「自分の行動には意味があった」
「自分は役に立てた」

と感じます。

この感覚は、自己肯定感の土台になります。
誰かの役に立てたという経験は、
「またやってみよう」という前向きな気持ちにつながっていきます。


7. 指示より感謝が関係を変える理由

子どもは成長とともに、
「指示される存在」であることを嫌がるようになります。

これは、自我が育っている証でもあります。

同じ行動を促す場合でも、

「それやって」
ではなく、
「手伝ってくれてありがとう」

と伝えることで、関係の質は大きく変わります。

指示は上下関係を強めやすく、
感謝は協力関係を育てます。

子どもが人の役に立ちたいと思う気持ちは、
こうした関係性の中で、より強く育っていきます。


8. まとめ|感謝の言葉が育てる心の土台

子どもが役割に気づき、
誰かの役に立ちたいと思う気持ちは、
成長の中で自然に芽生えてくるものです。

その芽をどう育てるかは、
大人の関わり方に大きく左右されます。

うまくできたかどうかよりも、
関わろうとした気持ちに目を向けて、
「ありがとう」と伝えること。

入院生活を通して改めて感じた感謝の言葉の力は、
日常の子育ての中でも確実に活きてきます。

今日、子どもが何かをしてくれたとき、
ほんの一言で構いません。
ぜひ「ありがとう」と伝えてみてください。

参考:「子どもの心を育てる保育」(公益財団法人母子研究協会)


今日のおさらいQ&A3問

Q1. 子どもに「ありがとう」と伝えると、どんな良い影響がありますか?

子どもは「自分の行動が役に立った」「認めてもらえた」と感じやすくなり、自己肯定感が育ちます。感謝される経験は、また人の役に立ちたいという前向きな気持ちにつながります。


Q2. うまくできていない時でも「ありがとう」と言っていいのでしょうか?

問題ありません。結果の出来よりも「やろうとした気持ち」や「関わろうとした姿勢」に対して感謝を伝えることが大切です。挑戦する姿勢そのものが、子どもの成長につながります。


Q3. 「指示」と「感謝」はどう違いますか?

指示は上下関係を強めやすい一方、感謝は協力関係を育てます。「ありがとう」と伝えることで、子どもは尊重されていると感じ、主体的に関わろうとする意欲が高まりやすくなります。



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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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