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子どもの発達 結局メインは2つ!

子どもの発達 結局メインは2つ!

イヤイヤ期は「困った時期」ではなく「始まりのサイン」

これまで、子どもの発達についてさまざまな視点でお伝えしてきましたが、
実は子どもの発達を大きく整理すると、目的はとてもシンプルです。

それは、
自己形成社会化

この2つの視点を知っているかどうかで、
子どもの行動の見え方は大きく変わります。

今回はこの2つのキーワードを軸に、
特に保護者の悩みが集中しやすいイヤイヤ期を読み解いていきます。


目次

  1. 子どもの成長を支える2つのキーワード
  2. 自己形成とは何か
  3. 社会化とは何か
  4. イヤイヤ期は「自己形成」と「社会化」のスタート地点
  5. イヤイヤ期と手続き記憶の関係
  6. まとめ:発達は「困らせるため」ではなく「育つため」に起こる

1.子どもの成長を支える2つのキーワード

子どもの発達を考えるとき、
知能・運動・言語・社会性など、細かく分けて語られることが多くあります。

しかし、少し視点を引いてみると、
それらはすべて次の2つに集約できます。

自己形成社会化です。

自己形成とは、
「自分はどうしたいか」「何を基準に判断するか」を獲得していく過程。

社会化とは、
「社会の中で、どう振る舞うとよいか」を学んでいく過程。

この2つは対立するものではなく、
同時進行で、少しずつ育っていくものです。


2.自己形成とは何か

自己形成とは「自分なりの判断基準」を持つこと

自己形成とは、簡単に言えば
自分なりの判断基準を獲得していくことです。

同じ行為でも、人によって理由は違います。

・この服を着たい
・この道を通りたい
・この順番でやりたい

大人であれば、
「今日は楽だから」「昨日もう一つを選んだから」など、
言葉で理由を説明できます。

しかし子どもは、
体験を通して、感覚的に判断基準を作っていく存在です。


子どもは「体験しながら」基準を獲得する

子どもは、
大人の説明を聞いて基準を作るのではありません。

・やってみて、うまくいった
・やってみて、嫌だった
・同じことを繰り返して、安心した

こうした体験の積み重ねによって、
「自分はこうする」という基準を獲得していきます。

この過程こそが、自己形成です。


3.社会化とは何か

一方、社会化とは、
社会の中で年相応に振る舞う力を身につけていくことです。

・順番を待つ
・相手の気持ちを考える
・場に合った行動をする

これらは自然に身につくものではありません。

子どもは、
自己形成を進めながら、
同時に大人の助けを借りて社会化を学んでいく必要があります。

ここで大切なのは、
社会化は「抑え込むこと」ではない、という点です。

「ダメだからやめなさい」ではなく、
「こうすると助かるよ」「ここではこうしようね」と、
具体的に示し、支えることが社会化の本質です。

※混錬記事です。
 幼児期のけんかは必要?「ぶつかり合い」から育つ社会性と心の成長

イヤイヤ期と発達心理学

4.イヤイヤ期は「自己形成」と「社会化」のスタート地点

イヤイヤ期は、
自己形成と社会化が本格的に動き始める時期です。

この時期の子どもは、
「自分で決めた」という感覚を強く求めます。

一度獲得した判断基準を、
なかなか変えられません。

それは頑固なのではなく、
自己形成が始まった証拠です。

※イヤイヤ期についての関連記事です。
 「イヤイヤ期」はなぜ起こるの?―心の発達に欠かせない大切な時期―


なぜ「昨日はよかったのに今日はダメ」になるのか

イヤイヤ期の子どもが混乱しやすい理由の一つに、
手続き記憶との関係があります。

手続き記憶とは、
「こうすればこうなる」という、
体で覚えた記憶のことです。

たとえば、
・いつもこのコップで飲んでいる
・いつもこの順番で着替えている

こうした「いつもの流れ」が、
子どもの中では強く固定されています。

そのため、
同じコップでも色が違う
同じ服でも並び順が違う

こうした変化があると、
子どもにとっては「同じもの」と認識できません

結果として、
「違う」「イヤだ」という反応が出るのです。


5.イヤイヤ期に大人ができること

イヤイヤ期は、
子どもが「自分なりの基準」を必死に守ろうとしている時期です。

ここで大人ができることは、
その基準を否定することではありません。

・「そう思ったんだね」と受け止める
・選択肢を少しだけ用意する
・変化があるときは事前に伝える

こうした関わりは、
自己形成を守りながら、社会化を助けることにつながります。

※こちらもイヤイヤ期の関連記事です。
 「イヤイヤ期」の乗り越え方 ― 心を育てる親の関わりと対処法 ―


6.まとめ:発達は「困らせるため」ではなく「育つため」に起こる

子どもの発達の目的は、
大きく分けて自己形成社会化の2つです。

イヤイヤ期は、
この2つを学び始める、非常に重要なスタート地点。

大人から見ると大変でも、
子どもにとっては
「自分を作る」「社会を知る」ための、真剣な挑戦です。

困った行動の裏側にある意味を知ることで、
関わり方は、きっと変わってきます。

発達心理学からひもとく「イヤイヤ期」の役割(hugkum)
イヤイヤ期を発達心理学視点で整理、子どもの成長の流れとの関連に着目した小学館のサイトの記事です。詳しく分かりやすく説明してくれています。


パパママからよくある質問3つ

Q1.イヤイヤ期は、わがままや反抗期とは違うのですか?

違います。
イヤイヤ期は、子どもが「自分なりの判断基準(自己形成)」を獲得し始める時期です。大人に反抗したいわけではなく、「自分で決めたい」「自分の基準を守りたい」という発達上の欲求が強く表れている状態だと考えられます。


Q2.同じものなのに「違う」と言って拒否するのはなぜですか?

手続き記憶が関係しています。
子どもは「いつもと同じ流れ」「いつもと同じ見た目」を手続きとして記憶しています。そのため、色違いや配置の違いがあると、大人には同じ物でも、子どもには「別のもの」と認識されてしまうことがあります。これは理解力の問題ではなく、発達の特徴です。


Q3.イヤイヤ期に大人が一番大切にしたい関わりは何ですか?

子どもの基準を否定せず、社会化を助けることです。
「ダメ」「やめなさい」で基準を壊すのではなく、「そう思ったんだね」と受け止めつつ、年相応の振る舞い方を具体的に示すことが大切です。自己形成と社会化は対立せず、支え合いながら育っていきます。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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