小学校入学で起こる小1プロブレムとは?
小学校入学で子どもに起こる“最初のつまずき
「小学校に入ったら、急に行き渋るようになった」
「幼稚園の頃は問題なかったのに、落ち着きがなくなった」
そんな声を、保護者の方からよく聞きます。
実はこれ珍しいことではありません。
場合によっては誰にでもあることです。
子どもが悪いわけでも、育て方が間違っていたわけでもない。
小学校入学という大きな環境の変化の中で起こりやすいのが、
「小1プロブレム」です。
目次
- 小1プロブレムとは
- 小1プロブレムになりやすい子の特徴
- どう向き合えばいいか
3-1. 幼児期にできる予防的な関わり
3-2. 家庭で今日からできる具体策 - まとめ:小1プロブレムは成長の途中にあるサイン
1.小1プロブレムとは
小1プロブレムとは、保育園・幼稚園から小学校へ進学した直後に、学校生活にうまく適応できず、生活面・学習面・情緒面で困りごとが出やすくなる状態を指します。
何がそんなに変わるのか
小学校入学で、子どもを取り巻く環境は一気に変わります。
それまでの園生活では、
「遊びを中心に学ぶ」「一人ひとりのペースを尊重する」「困ったらすぐ大人が支える」
といった関わりが基本でした。
一方、小学校では
・時間割に沿って行動する
・集団で同じことを同じペースで進める
・静かに座って話を聞く
といったことが求められます。
この切り替えの急さが、子どもにとっては想像以上に大きな負担になります。
どんなサインが出やすいか
小1プロブレムのサインは、とても日常的です。
・朝になると「学校に行きたくない」と言う
・授業中に集中が続かない
・些細なことで怒ったり泣いたりする
・家に帰ると極端に甘える、疲れ切る
これらは**わがままでも反抗でもなく、「頑張りすぎているサイン」**であることが少なくありません。
なぜ今、問題になりやすいのか
近年、小1プロブレムが注目される背景には、
幼児教育と小学校教育のスタイルの違いがより大きくなっていることがあります。
幼児期は
「気持ちを受け止める」「個別に寄り添う」関わりが重視されます。
一方で小学校は、今もなお
「一斉指導」「同じ基準での評価」が中心です。
子どもが変わったのではなく、
環境の切り替えが厳しすぎることが、問題を表面化させているといえるでしょう。
2.小1プロブレムになりやすい子の特徴
小1プロブレムは、特別な子だけに起こるものではありません。
ただし、次のような特徴を持つ子は、より影響を受けやすい傾向があります。
・感受性が高く、周囲の雰囲気をよく察する
・真面目で「ちゃんとしなきゃ」と頑張りすぎる
・自分の気持ちを言葉にするのがまだ苦手
・集団よりも少人数や個別の関わりが安心できる
これらは決して弱点ではなく、本来は大切な個性です。
ただ、小学校という環境では負荷がかかりやすい、というだけなのです。
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3.どう向き合えばいいか
3-1.幼児期にできる予防的な関わり
小1プロブレムの予防で大切なのは、
「小学校の勉強を先取りすること」ではありません。
それよりも重要なのは、
・自分の気持ちを受け止めてもらった経験
・困ったときに助けを求められた経験
・失敗しても大丈夫だった経験
こうした安心感の積み重ねです。
幼児期に「わかってもらえた」「大切にされた」という土台がある子は、
新しい環境でも立て直す力を持ちやすくなります。
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3-2.家庭で今日からできる具体策
すでに小学校に入っている場合でも、できることはたくさんあります。
まず大切なのは、
「早く慣れさせよう」「小学生なんだから」と急がないこと。
家では、
・話を聞いてもらえる
・甘えても大丈夫
・評価されない
そんな安全基地を守ってあげてください。
「今日はどんな一日だった?」と聞くよりも、
「今日もよく頑張ったね」と声をかけるだけで、子どもはずいぶん救われます。
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4.まとめ:小1プロブレムは成長の途中にあるサイン
小1プロブレムは、
社会に出る最初の大きな段差で起こる、自然なつまずきです。
ここで大切なのは、
「できていないところを直すこと」ではなく、
「困っていることに気づき、支えること」。
この時期にどう関わるかが、
その後の学習意欲や自己肯定感に大きく影響します。
参考:「小1プロブレム」を知っていますか? その原因と間違えやすい予防方法(ベネッセ教育情報)
パパママからよくある質問3つ
Q1.小1プロブレムは、どのくらいの期間続くものですか?
個人差はありますが、多くの場合は入学後数か月〜1年程度で落ち着いていくことが多いです。
大切なのは「早く慣れさせること」よりも、「困っているサインに気づき、支えがある状態を保つこと」。安心できる家庭環境があれば、子どもは自分のペースで適応していきます。
Q2.小1プロブレムは、親の育て方が原因なのでしょうか?
いいえ、育て方の問題ではありません。
小1プロブレムは、幼児期と小学校の環境の違いによって起こりやすい「発達と環境のミスマッチ」です。むしろ、感受性が高く真面目な子ほど表に出やすい傾向があります。
Q3.家でできる一番大切な関わりは何ですか?
「家は安心して甘えていい場所」だと伝え続けることです。
学校で頑張っている分、家庭では評価や指導よりも「よく頑張っているね」「話してくれてありがとう」という受け止めが、子どもの心を大きく支えます。
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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)