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待つことを学ぶ大事さ 待つことを学ぶために

待つことを学ぶ大事さ 待つことを学ぶために

「もうちょっと待っててね」
そう声をかけた瞬間、泣き出したり、怒ったりする子ども。

本日は「待つこと」について書きます。
有名なマシュマロ実験に軽く触れて、説明します。
「待つ」ことは大人になってもとても重要なことです。
今はやりの「投資」も「将来の」利益を見越して、今はお金を使うことを「待つ」行為です。

ただ、子どもが最初から待てないのは、とても自然なことです。
そして、待てるようになる過程そのものが、心の成長なのです。


目次

  1. 子どもは最初、待てない存在
  2. なぜ「待つこと」が大切なのか
  3. 子どもが待つことを学ぶために
  4. まとめ:待つ力は、ゆっくり育つ力

1.子どもは最初、待てない存在

生まれたばかりの子どもにとって、
「今感じている欲求」が世界のすべてです。

たとえば1歳前後の子どもに
「ちょっと待っててね」と伝えても、待てないのは当然です。

・お腹がすいたら、今すぐ食べたい
・遊びたいと思ったら、今すぐ遊びたい
・不安になったら、今すぐ抱っこしてほしい

この「今すぐ」は、わがままではありません。
脳や心の発達段階として、待つ力がまだ育っていないだけなのです。

では、どうやって子どもは「待てる」ようになるのでしょうか。

大きな鍵になるのが、
ほめられたり、認められたりする経験、つまり社会的承認欲求です。

「待てたね」「えらかったね」
こうした経験を重ねる中で、
子どもは「待つと、良いことがある」と学んでいきます。


2.なぜ「待つこと」が大切なのか

マシュマロ実験が示したこと、そして注意点

「待つ力」の話でよく知られているのが、マシュマロ実験です。

目の前のマシュマロをすぐ食べるか、
少し待てば2個もらえるか、という選択を子どもに委ねた実験で、
「待てた子の方が、将来成功しやすい」と紹介されてきました。

ただし近年では、
家庭環境や信頼関係の影響が大きいことも指摘されています。

つまり、
「待てた=優秀」
「待てない=ダメ」
という単純な話ではありません。

それでも、「目先の欲求を一度立ち止まる力」が
人生において重要であること自体は、今も変わらないと考えられています。

※参考:マシュマロ実験 – Wikipedia


待てることと「幸せ」の関係

研究の中では、
待つ力を含む自己調整力が高い人ほど、
長期的に見て幸福感が高い傾向があることも示されています。

これは、感情に振り回されにくく、
自分で選択をコントロールできるからです。


投資も「待つ力」が前提

少し視点を広げると、
投資という行動も「待つ力」が前提にあります。

今すぐ使えば楽しいお金を、
将来の利益を見越して使わずに待つ。

これは大人の話ですが、
考え方の土台は、子どもの「待つ力」ととてもよく似ています。


SNS時代と待つ力

現代では、
SNSで感情をすぐに表に出せる時代です。

その中で、
一度立ち止まり、
「今、言うべきか」「少し待とうか」と考えられる力は、
ますます重要になっています。


3.子どもが待つことを学ぶために

待つ力は、教え込んで身につくものではありません。

大切なのは、
「待てなかったこと」を叱るよりも、
「待てた瞬間」を一緒に喜ぶことです。

・少し待てた
・順番を守れた
・我慢しようとした

たとえ完璧でなくても、
そのプロセスを認めることで、子どもは安心して挑戦できます。

また、
「待っててね」と伝えるときは、
待つ理由やゴールが見える形にすることも助けになります。

「あと3分だよ」
「これが終わったらね」
そんな一言が、子どもの不安を減らします。

※待つことはメタ認知にも関連します。今は待つべきという自分の状況を客観視できる能力です。
 子どもの未来を変える「メタ認知」とは?幼児期から育む最強の学習力
 自分を知る力 メタ認知までの道のり

メタ認知までの道のり

4.まとめ:待つ力は、ゆっくり育つ力

子どもは、最初から待てません。
それは欠点ではなく、成長の出発点です。

待つことを通して、
子どもは感情を調整し、
他者と折り合いをつけ、
未来を見通す力を少しずつ育てていきます。

焦らず、比べず、
「今は育っている途中なんだ」と見守ること。

それが、
待つことを学ぶ一番の近道かもしれません。


パパママからよくある質問3つ

Q1.子どもが全然待てません。今からでも大丈夫でしょうか?

まったく問題ありません。
子どもは本来、最初は待てない存在です。「待つ力」は年齢と経験の積み重ねによって、ゆっくり育っていきます。今待てないからといって、将来に悪影響が出るわけではありません。むしろ、待てない姿は成長のスタート地点だと捉えて大丈夫です。


Q2.「待てないとき」は、叱ったほうがいいですか?

基本的には、叱るよりも環境調整が効果的です。
待つ力が育っていない段階で叱られても、子どもは「どうすればいいのか」が分かりません。待つ理由やゴールを示したり、「少し待てたね」と過程を認めることで、自然と待つ経験が積み重なっていきます。


Q3.待つ力は、学力や将来の成功にも関係しますか?

直接的に「成績が上がる」とは言えませんが、自己調整力や感情コントロール力と深く関係しています。
研究では、待つ力を含む非認知能力が高い人ほど、長期的に見て幸福感や安定感が高い傾向があることが示されています。勉強だけでなく、人間関係や社会生活にもつながる大切な力です。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)