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ごっこ遊びは、ただの遊びじゃない。ごっこ遊びから得られるもの

ごっこ遊びは、ただの遊びじゃない。ごっこ遊びから得られるもの

― 科学的思考・論理的思考・創造力・生活力を育てる―

「ごっこ遊びが好きな子」
「一人で延々と世界を作っている子」
「同じ設定を何度も繰り返す子」

こうした姿を見て、
「ちゃんと学びにつながっているのかな?」
と感じたことはないでしょうか。

けれど実は、ごっこ遊びは
幼児期にしか十分に育てられない“知性の土台”を総動員する、非常に高度な活動です。

本記事では、
ごっこ遊びが育てる
・共感的知性
・虚構的知性
・探究的知性

という三つの知性を軸に、
それがどのように
科学的思考・論理的思考・創造力・生活力へとつながっていくのかを、分かりやすく解説していきます。

目次

・心の成長に重要な三つの知性
・共感的知性とごっこ遊び
・虚構的知性とごっこ遊び
・探究的知性とごっこ遊び
・三つの知性から育つ力
・ごっこ遊びの具体例


心の成長に重要な三つの知性

幼児期の知性は、「知識量」や「早期学習」だけで測れるものではありません。
むしろ大切なのは、世界をどう理解し、人とどう関わり、経験をどう意味づけるかという力です。

その基盤となるのが、次の三つの知性です。


共感的知性

他者の気持ちや意図を感じ取り、同じ目的や感情を共有しようとする力。


虚構的知性

「現実ではない世界」を頭の中で構成し、役割や物語をつくり出す力。


探究的知性

「なぜ?」「どうして?」と問い、確かめ、理解しようとする力。


ごっこ遊びは、この三つの知性を同時に、しかも自然な形で育てる活動なのです。


共感的知性とは

― 「一緒にやりたい」が知性になる ―

共感的知性とは、
相手の気持ちに寄り添い、同じ目的や行動を共有しようとする力です。

幼児期には、
・相手の行動をまねる
・同じ遊びを繰り返す
・「いっしょにやろう」と関係を求める

といった形で現れます。


「同調・共同要求」が知性を育てる

ごっこ遊びでは、
「あなたはお客さんね」
「ぼくはお店の人」
と役割を分担します。

このとき子どもは、
相手が何を期待しているか
どう振る舞えば遊びが続くか
を常に考えています。

この同調や共同要求のやりとりが、
やがて
・科学的概念
・記号的概念

へとつながっていきます。

たとえば、
「お医者さんごっこ」で聴診器を使うとき、
それは単なる物ではなく
「診察する道具」という記号として理解されています。


虚構的知性とは

― 現実を超えて考える力 ―

虚構的知性とは、
「今ここにないもの」を思い描き、
役割や物語を構成する力です。


三項関係が虚構的知性につながる

三項関係とは、
「自分」「相手」「対象(物・役割・出来事)」
の三者を同時に意識する関係です。

※三項関係に関しての詳しい記事です。
 【三項関係の成立】言葉と心が伸びる“決定的な瞬間”とは

ごっこ遊びでは、
・自分は何役か
・相手はどんな役か
・この遊びの世界では何が起きているか

を同時に把握し続ける必要があります。

これが、
・物語的思考
・創造的想像力
・論理的思考

の基盤になります。

「次はこうなるはず」
「この役なら、こう動く」
という予測と構成は、論理そのものです。

※論理的思考力についてはこちらもどうぞ
 【幼児期から育てる論理的思考力】“考える力”の伸ばし方


探究的知性

― 「なぜ?」が生活力をつくる ―

探究的知性とは、
身の回りの出来事に疑問を持ち、確かめようとする力です。


「探究要求」が知性につながる

ごっこ遊びの中では、
・どうやったらうまくいくか
・なぜ失敗したのか
・次はどうするか

といった問いが自然に生まれます。

このとき子どもは、
実際の経験をもとに考え、試し、修正しています。

その積み重ねが、
実体験を基礎にした生活的概念を育てます。

これは、
大人になってから必要になる
「考えて動く力」「生活を組み立てる力」
の原点です。


三つの知性から育つ力

― ごっこ遊びがつなぐ学びの全体像 ―

共感的知性は、
科学的概念や記号的理解へ。

虚構的知性は、
想像力・創造力・論理的思考へ。

探究的知性は、
生活的概念や問題解決力へ。

ごっこ遊びは、
これらを分断せず、ひとつの遊びの中で統合します。

だからこそ、
「遊びながら学んでいる」のではなく、
「遊ぶこと自体が学び」なのです。


ごっこ遊びの具体例

たとえば、
お店屋さんごっこでは、
・役割分担
・順番
・やりとりのルール
・数量やお金の概念

が自然に含まれます。

お医者さんごっこでは、
・相手を気遣う共感
・道具の意味理解
・診察という一連の流れ

が体験されます。

これらはすべて、
机上の学習では得られない生きた学びです。

ごっこ遊びは、
「遊んでいるように見える時間」の中で、
子どもが全力で世界を理解しようとしている活動です。

科学的思考も、論理的思考も、創造力も、生活力も
ごっこ遊びはそれら育みます。

※分かりやすい詳細なごっこ遊びはこちらがおすすめです。
 ごっこ遊びとは?ねらいや身に付く力、年齢ごとの遊び方を知ろう(マイナビ保育士)

ごっこ遊び

パパママからよくある質問3つ

Q1.ごっこ遊びばかりしていて、勉強につながるのか不安です。

ごっこ遊びは、勉強の“前段階”にあたる重要な学びです。
役割を理解し、相手の行動を予測し、物語を組み立てる経験は、論理的思考や科学的思考の基礎になります。文字や数字の学習は、こうした思考の土台があってこそ意味を持ちます。


Q2.一人でごっこ遊びをしている場合でも、意味はありますか?

はい、十分に意味があります。
一人遊びのごっこは、虚構的知性や探究的知性が活発に働いている状態です。
「こうしたらどうなるか」「次はこうしよう」と考えること自体が、創造力や論理的思考の練習になっています。無理に誰かと遊ばせる必要はありません。


Q3.大人はごっこ遊びにどこまで関わるべきでしょうか?

主導しすぎず、壊さず、必要なときに支えるのが理想です。
子どもの世界観を尊重しながら、「どうなると思う?」「次はどうする?」と問いを投げかけることで、探究的知性が深まります。正解を教えるよりも、一緒に考える姿勢が大切です。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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