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子どもが「安心して夢中になれる場所」を作ろう!

子どもが「安心して夢中になれる場所」を作ろう!

昨日の記事では、3歳前後の子どもに転落死や事故死が多いという、胸の痛む現実をお伝えしました。
今日はその続きとして、「では、私たち大人に何ができるのか?」を考えていきます。
※昨日の記事 「3歳男児が9階から転落し死亡」のニュースを受け止め考える

結論から言えば、子どもが安全に、そして安心して活動できる“場”を整えることです。
事故を防ぐためだけではありません。
子どもが自分の興味に没頭し、遊びを通して学び、心を安定させていくためにも、「環境」は極めて重要な意味を持ちます。

子どもは言葉で「ここは危ない」「ここは落ち着く」と説明できません。
だからこそ、大人が“場”というメッセージで伝える必要があるのです。
「ここで安心していいよ」「ここでは思いきり動いていいよ」と。

この記事では、アタッチメント(愛着)の視点も交えながら、
子どもの命と育ちを同時に守る「活動しやすい環境づくり」について、具体的にお話しします。

教育におけるアタッチメントとは? 大切にしたい心の安全基地


目次

  1. 昨日の話の続きとして――事故を防ぐ“次の一手”
  2. アタッチメントと「安心できる場所」の深い関係
  3. 「賢い子ども」とは、遊びに没頭できる子
  4. 子どもの活動を支える“三つの場所づくり”
  5. 無理に遊ばせない、学ばせないという選択
  6. おわりに――安全基地が、子どもの未来を広げる

1. 昨日の話の続きとして――事故を防ぐ“次の一手”

子どもの事故は、「親の不注意」で片づけられがちです。
しかし実際には、事故の多くは“環境とのミスマッチから起こります。

・子どもの身体能力は伸びている
・好奇心は爆発的に高まっている
・しかし、環境は赤ちゃん時代のまま

このズレが、転落や衝突、思わぬケガにつながります。

大切なのは、
「見張ること」ではなく
「危険が起こりにくい構造をつくること」

親が一瞬目を離しても、
子どもが転びにくく、落ちにくく、ぶつかりにくい。
そんな環境は、意識すれば家庭でも十分につくれます。


2. アタッチメントと「安心できる場所」の深い関係

アタッチメント理論を提唱したジョン・ボウルビィは、
子どもには「安全基地(セキュア・ベース)」が必要だと述べました。
Attachment theory(英語版 Wikipedia)

安全基地とは、
・不安になったら戻れる場所
・安心を補充できる場所
・再び挑戦へ向かうための拠点

多くの方は「人(親)」を思い浮かべますが、
実は“場所”も安全基地になり得ます。

・いつも同じ配置
・見通しのよい空間
・危険が少なく、否定されない場

こうした環境は、子どもに
「ここにいれば大丈夫」という感覚を与えます。

その安心感があるからこそ、
子どもは親から少し離れ、
探索し、挑戦し、遊びに没頭できるのです。

「アタッチメント(愛着)」について—子どもの“心の土台”になる力

アタッチメントについて

3. 「賢い子ども」とは、遊びに没頭できる子

「賢い子」と聞くと、
早く字が読める、計算ができる――
そんなイメージを持つかもしれません。

しかし発達の視点から見ると、
本当に重要なのは「遊びへの没入経験」です。

・誰に言われなくても
・時間を忘れて
・自分の興味に引っ張られるように遊ぶ

この状態こそが、
思考力、集中力、問題解決力の土台になります。

そして、この“没入”は
子どもの意志だけでは起こりません。
環境が整ってはじめて生まれる状態なのです。


4. 子どもの活動を支える「三つの場所づくり」

ここからは、具体的な環境づくりの視点です。

① 場を整える――活動しやすさは“わかりやすさ”

子どもが活動しやすい場とは、
「自由」ではなく「わかりやすい」場です。

・何がどこにあるか見てわかる
・取り出しやすく、戻しやすい
・遊ぶ場所と休む場所が混ざらない

これだけで、子どもの行動は驚くほど安定します。

整理されていない環境は、
子どもにとって“常に刺激過多”です。
刺激が多すぎると、集中も持続しません。


② 明白な危険を排除する――叱らなくて済む工夫

よく転ぶ場所、ぶつかる場所は、
子どもからの無言のサインです。

・動線上の家具
・角のあるテーブル
・登りたくなる配置

「気をつけなさい」と言う前に、
配置を変える、物を減らすという選択を。

危険を減らすことは、
子どもの挑戦を奪うことではありません。
むしろ、安心して挑戦できる余白を増やす行為です。


③ 関心に沿ったものを用意する――最重要ポイント

環境づくりで、重要なのがここです。

子どもは、
「発達段階 × その子固有の関心」
この交差点にあるものに、強く惹かれます。

・最近よく見ているもの
・繰り返し触ろうとするもの
・大人の真似をしたがる行動

それらを、
視界に入りやすい場所に、さりげなく置く。

これだけで、
「自分から遊び始める力」は大きく育ちます。


5. 無理に遊ばせない、学ばせないという選択

環境を整えると、
つい「せっかくだから遊ばせたい」「学ばせたい」と思ってしまいます。

でも、ここは一歩引きましょう。

・選ぶのは子ども
・始めるタイミングも子ども
・やめる判断も子ども

大人は、
“選択肢を用意する人”に徹することが大切です。

無理強いされた活動は、
どんなに内容が良くても、学びになりません。


6. おわりに――安全基地が、子どもの未来を広げる

子どもの命を守ることと、
子どもの力を伸ばすことは、別々ではありません。

安心できる環境は、最大の教育です。

・事故を防ぎ
・心を安定させ
・遊びへの没入を生み
・学ぶ力の土台を育てる

そのすべては、
日々の「場の整え方」から始まります。

完璧である必要はありません。
少し家具を動かす、
少し物を減らす、
少し視点を変える――
それだけで、子どもの世界は大きく変わります。


パパママからよくある質問3つ

Q1. 家の中を安全にすると、子どもの挑戦心や成長を妨げませんか?

むしろ逆です。明白な危険を取り除いた環境は、子どもが「安心して挑戦できる土台」になります。危険が少ないからこそ、子どもは失敗を恐れず、探索や遊びに集中できるようになります。


Q2. おもちゃはたくさんあった方が、子どもの知的刺激になりますか?

数よりも「関心との一致」が大切です。おもちゃが多すぎると刺激過多になり、集中が続きません。今の発達段階と興味に合ったものを、見やすい場所に少量置くことで、自発的な遊びが生まれやすくなります。


Q3. 子どもが遊ばず、すぐ「暇」と言ってしまいます。どうすればいいですか?

無理に遊ばせる必要はありません。環境を整え、選択肢を用意した上で「選ぶのは子ども」に任せましょう。安心できる場があれば、子どもは自分のタイミングで遊びを始める力を育てていきます。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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