象 クマ

ブログ

- Blog -

子どもの言葉は“教える”より“やりとり”で育つ

子どもの言葉は“教える”より“やりとり”で育つ

「うちの子、言葉がゆっくりかもしれない」
「もっとたくさん言葉を教えた方がいいのかな?」

今日は学習、非認知能力、心の成長あらゆることにつながる子どもの「言葉の成長」についてです。
乳幼児期は言葉を爆発的に吸収する大切な時期です。
この時期にどんな言葉の経験を重ねるかは、その後の思考力や人との関わり方、学びの姿勢にもつながっていきます。

ただし、ここで大切なのは
「正しい言葉をどれだけ教えたか」ではありません。
言葉は、やりとりの中で、少しずつ育っていくものだからです。

本記事では、
・なぜ乳幼児期の言葉が将来につながるのか
・なぜ「教える」より「応える」ことが大切なのか
・三項関係・共同注意という視点から見た、言葉の育ち

これらを分かりやすくお伝えできればと思います。


目次

  1. 乳幼児期の言葉が、なぜそんなに大事なのか
  2. 言葉は「覚えるもの」ではなく「育つもの」
  3. 保護者と子どもの関係が、言葉の土台になる
  4. 三項関係と共同注意――言葉のやりとりの基礎
  5. 正解を教えるより、やりとりを重ねる
  6. 「応える」ことで広がる言葉の世界
  7. 「なんで?」を一緒に楽しむということ
  8. 日常のやりとりが、将来の力になる

1. 乳幼児期の言葉が、なぜそんなに大事なのか

乳幼児期は、言葉を「勉強する」時期ではありません。
周囲の大人との関わりの中で、自然に言葉を吸収し、使い始める時期です。

この時期に育つ言葉は、単なる語彙の数ではなく、
・自分の気持ちを表す力
・相手の気持ちを想像する力
・考えを整理する力

といった、将来にわたって使われる「思考の道具」になります。

だからこそ、
「何語話せるか」「正しく言えているか」だけを見るのではなく、
どんなやりとりの経験をしているかに目を向けることが重要です。


2. 言葉は「覚えるもの」ではなく「育つもの」

言葉というと、「覚えさせるもの」「教えるもの」と思われがちです。
しかし、子どもの言葉の育ちは、それほど一方通行ではありません。

子どもは、
自分が興味を持ったもの
自分が気になったこと
それについて、誰かが共感し、応えてくれる経験を通して、言葉を獲得していきます。

つまり、言葉は
興味 × 相手とのやりとり
この組み合わせの中で、少しずつ形になっていくのです。


3. 保護者と子どもの関係が、言葉の土台になる

乳幼児期において、最も重要なコミュニケーションの相手は、やはり保護者です。

子どもは、
「この人は、自分の気持ちに気づいてくれる」
「自分の発信に応えてくれる」
と感じられる相手に、安心して言葉を向けます。

言葉が出る・出ない以前に、
やりとりをしたい相手がいるかどうか
これが、言葉の土台になります。


4. 三項関係と共同注意――言葉のやりとりの基礎

ここで大切になるのが、三項関係共同注意です。
※詳しい内容は、以前の記事で詳しく書かれていますので、ここでは概要のみお伝えします。

三項関係とは、
「子ども―大人―物(または出来事)」
この三つを結んだ関係のことです。

たとえば、
子どもが犬を見て、
親の顔を見て、
また犬を見る。
このように、同じ対象を共有しようとする関係が三項関係です。
※三項関係についての詳しい記事です
 【三項関係の成立】言葉と心が伸びる“決定的な瞬間”とは

共同注意は、
**「同じものに、一緒に注意を向ける」**こと。
子どもが指差したものを、親も一緒に見る。
その瞬間に、「見てるね」「ワンワンだね」と言葉が添えられる。
※共同注意についてはこちらをどうぞ
 「共同注意」で育つ! 幼児教育に欠かせない親子のまなざし共有

この経験が積み重なることで、
言葉は単なる音ではなく、「意味を共有する道具」になっていきます。

参考:「乳幼児の発達における共同注意関連行動について」(国立特殊教育総合研究所)   

共同注意の教育効果

5. 正解を教えるより、やりとりを重ねる

子どもが小さいうちは、
「あれは〇〇だよ」と教えても、
大人の思うタイミングで注意を向けられないことがあります。

視線が合わない
興味が別のところに向いている
まだ対象を追う力が十分でない

こうした時期に、保護者主導で「教える」ことを重ねても、
言葉はなかなか定着しません。

それよりも大切なのは、
子どもが今、何に興味を向けているかを起点にすることです。

たとえば、
子どもが窓の外を見て「あっ!」と言ったら、
「何が見えたの?」
「鳥さんかな?」
と、その興味に寄り添う。

これが、言葉のやりとりです。


6. 「応える」ことで広がる言葉の世界

「いろいろなことを知りたい」という気持ちは、
教え込まれて育つものではありません。

自分の発信に、誰かが応えてくれる。
その経験があるからこそ、
「もっと伝えたい」「もっと聞いてみたい」という気持ちが生まれます。

正解を与えることよりも、
会話のキャッチボールを楽しむこと。

多少言葉が拙くても、
意味がはっきりしなくても、
「そうなんだね」「教えてくれたんだね」と受け止める。

その積み重ねが、言葉の量も質も、自然に豊かにしていきます。


7. 「なんで?」を一緒に楽しむということ

成長とともに、子どもは「なんで?」を連発するようになります。
この時期は、言葉と考える力が一緒に育っている証拠です。

すべてに正解を返す必要はありません。
むしろ、
「どうしてだと思う?」
「一緒に考えてみようか」
と、思考のプロセスを共有することが大切です。

このやりとりを楽しめる経験が、
考えること=楽しい
言葉で考える=面白い
という感覚を育てます。


8. 日常のやりとりが、将来の力になる

乳幼児期の言葉は、
テストで測れるものではありません。

けれど、
人の話を聞く力
自分の考えを伝える力
他者と気持ちを共有する力

そのすべての土台に、
日常の小さなやりとりがあります。

正解を教え込まなくても大丈夫です。
今日の「見て」「聞いて」「応えた」その一つひとつが、
子どもの未来につながっています。


パパママからよくある質問3つ

Q1. 子どもに言葉をたくさん教えた方が、言葉の発達は早くなりますか?

言葉の数を教えることよりも、「やりとりの経験」が重要です。子どもは自分の興味に共感し、応えてくれる相手がいることで言葉を使おうとします。一方的に教えるより、子どもの発信に応える関わりが、言葉の育ちを支えます。


Q2. まだ言葉が少ない時期でも、話しかけた方がよいのでしょうか?

はい。むしろ言葉が少ない時期こそ大切です。視線や指差し、表情など、言葉以外の発信に応えてもらう経験が、言葉への土台をつくります。「今、これを見ているんだね」と共有することが、後の言葉につながっていきます。


Q3. 子どもの「なんで?」に、うまく答えられないときはどうすればいいですか?

無理に正解を返す必要はありません。「どうしてだと思う?」「一緒に考えてみよう」とやりとりを楽しむことが大切です。考える過程を共有する経験が、言葉と思考の力を育てます。


ご希望の方はオンライン15分何でも相談(無料)をご利用ください。  
〇 無理な勧誘なし 〇 パパ・ママどちらの参加も歓迎 〇カメラOFFでもOK 〇LINE通話で実施
※お申込みは公式ライン、もしくはお問い合わせフォームから「無料面談希望」と記入してご連絡ください。
体験ベビーシッター(2,000円/1時間 ※特別価格(税込)最大4時間)も募集しています。
体験後にすぐご入会いただく必要はありません。

幼児教育は「今しかできない」貴重な教育です。
今しかできない「幼児教育」──リコポ幼児教育が選ばれる理由
ご家庭に合った最適なサポート方法を、ゆっくり一緒に考えていきましょう。

執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

《 体験シッターのご案内 》

はじめての方限定!
初回2,000円で体験できます。

はじめての方限定で、半額の1時間2,000円(税別)で体験できます。

ご対応エリアは、東京都・都内から1時間程度の近郊エリアになります。

《 体験シッター料金 》

ご利用時間分(最大6時間)

交通費(公共交通機関最安値)

※お支払いは、「会費ペイ」というアプリから、
クレジットカード・口座振替・コンビニ払いでの
お支払いが可能です。