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5歳ごろから始まる“話し合い”の力

5歳ごろから始まる“話し合い”の力

ケンカが減る・言葉で解決できる子どもを育てる関わり方

「貸して」「やだ!」
子ども同士のやり取りを見ていると、つい手が出てしまったり、泣いて訴えたりと、“話し合い”とは程遠い場面に出会うことがあります。
しかし、子どもは成長とともに、少しずつ「行動で訴える」段階から「言葉で伝える」段階へと移っていきます。

特に5歳前後になると、衝動を抑える力(抑制力)が育ち始め、自分の気持ちを言葉で表現しようとする姿が増えてきます。
この時期の関わり方次第で、子どもは「話し合いで解決する」という経験を積み重ね、社会の中で必要なコミュニケーション能力を身につけていきます。

この記事では、子どもが話し合えるようになる発達の流れと、大人がどのように関わるとその力を育てられるのかを、具体例を交えながらわかりやすく解説します。


目次

  1. 話し合う力はいつ育ち始めるのか
  2. 発達は「行動化」から「言語化」へ
  3. 言葉の獲得における大人の役割
  4. 子ども同士の会話が成立してくる時期
  5. 話し合いの“テーマ”を大人が教える
  6. 決まったことを守る経験を積む
  7. 話し合いを育てる大人の具体的な関わり

話し合う力はいつ育ち始めるのか

子どもが「話し合い」を通して問題を解決しようとする姿は、5歳前後から少しずつ見られるようになります。
この時期になると、衝動的に手が出る前に「いやだった」「かしてほしかった」と言葉で伝えようとする場面が増えてきます。

もちろん、すべての場面でうまく話し合えるわけではありません。
疲れているときや感情が高ぶっているときには、これまで通り行動で訴えてしまうこともあります。
それでも、「言葉で伝えようとする姿」が見られるようになること自体が、大きな発達の一歩です。


発達は「行動化」から「言語化」へ

幼い子どもは、自分の気持ちをうまく言葉にできません。
そのため、
・押す
・取り返す
・泣く
といった“行動”で不満や要求を表現します。

成長とともに語彙が増え、感情を言葉で表現できるようになると、「やめて」「順番だよ」「あとでね」といった言葉を使ってやり取りできるようになります。
話し合いができるようになるということは、単に言葉が増えるだけでなく、自分の感情を一度立ち止まって整理できるようになることでもあります。


言葉の獲得における大人の役割

子どもが言葉を獲得していく過程には、必ず大人の存在があります。
日常の中で大人がどのように話しかけ、どのように言葉を補ってあげるかが、子どものコミュニケーション能力に大きく影響します。

たとえば、
子どもが「キーッ!」と怒っているときに、
「それ、貸してほしかったんだね」
「取られて嫌だったんだね」
と気持ちを言葉にしてあげることで、子どもは“感情と言葉”を結びつけて学んでいきます。

時には、大人が話し合いの場に入ることも必要です。
子ども同士だけでは整理できない状況では、大人が橋渡し役となり、「何が嫌だったのか」「どうしたかったのか」を言葉にする手助けをします。

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子ども同士の会話が成立してくる時期

成長とともに、子ども同士でも簡単な話し合いが成立するようになります。
ただし、言葉の発達には個人差があり、同じ年齢でも得意な子と苦手な子がいます。

そのため、
・話し合いにならない
・一方的に主張するだけで終わる
といった場面も珍しくありません。

こうしたやり取りも、「話し合いの練習段階」として捉えることが大切です。
失敗と経験を積み重ねる中で、少しずつ相手の話を聞く姿勢や、言葉で折り合いをつける力が育っていきます。

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話し合いの“テーマ”を大人が教える

子どもは、「何を話し合えばいいのか」自体が分からないこともあります。
そのため、大人が話し合いのテーマを具体的に示してあげることが大切です。

たとえば、
・どこに行きたいか
・何をして遊びたいか
・どのおもちゃを使いたいか
といった身近なテーマから話し合いを経験させることで、「言葉で決める」感覚が育っていきます。


決まったことを守る経験を積む

話し合いで決めたことを守る経験は、とても重要です。
一度決めたことを簡単に覆してしまうと、「話し合っても意味がない」と感じてしまいます。

また、乱暴な行動はルール違反であることを、落ち着いた態度で伝えることも必要です。
感情的に叱るのではなく、「手を出すのはルール違反だよ」「言葉で伝えよう」と冷静に示すことで、話し合いが解決の手段であることを学んでいきます。

※関連記事です。
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話し合いを育てる大人の具体的な関わり

話し合いの力を育てるために、大人が意識したい関わり方にはいくつかのポイントがあります。

  • 自分の主張だけでなく、相手の意見を聞くことを教える
  • 話し合いは「どちらかが勝つ場」ではなく「解決するための手段」であることを伝える
  • 話し合いそのものを前向きで楽しい経験にする

大人が日常の会話の中で、相手の話を聞く姿勢や、落ち着いて意見を伝える姿を見せることが、子どもにとって一番の学びになります。

参考:Language development: 5–8 years(Raising Children.net)


Q&A三問

Q1.何歳ごろから子どもは話し合いができるようになりますか?

個人差はありますが、5歳前後から衝動を抑える力が育ち始め、言葉で気持ちや要求を伝えようとする姿が増えます。最初はうまくいかない場面も多いですが、「行動化から言語化」への移行期として温かく見守ることが大切です


Q2.子ども同士の話し合いが成立しないとき、大人は介入すべきですか?

感情が高ぶって整理できない場合は、大人が橋渡し役に入るのが有効です。「何が嫌だった?」「どうしたかった?」と気持ちを言語化する手助けをし、解決の道筋を一緒に確認しましょう。介入は“代わりに決める”のではなく“話し合える形に整える”イメージで。


Q3.話し合いで決めたことを守らせるコツはありますか?

テーマを具体化(行き先・遊び・順番など)し、決まった内容を短く復唱して確認するのが効果的です。乱暴はルール違反であることを冷静に伝え、「言葉で解決する」経験を積み重ねると、話し合いの意味が子どもに伝わります。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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