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子育て・教育における「理論」と「経験」両方の大切さ

子育て・教育における「理論」と「経験」両方の大切さ

教育・子育ては「経験」だけで語れるものではない

今日の記事は鈴木アトム先生監修のもとに記事を書いています。
私がなぜアトム先生を信頼しているか、この記事を見ていただいてお伝えできればいいと思っています。
 ※こちらでもアトム先生を紹介しています。ぜひご覧ください。
  幼児教育重視のベビーシッター 子育て・教育相談も重視します

今日のキーワードは子育て・教育における「理論」「経験」です。
子育てはどうしても「経験」が重視されがちです。
たとえば、子どもが泣いたときに「こうしたら泣き止んだ」という経験があると、ついそれを基準に考えてしまいます。
しかし、実際のところ子どもは一人ひとり資質も性格も大きく異なります。それは兄弟であってもです。
Aくんに通用した方法が、Bくんにはまったく通じないことも少なくありません。というより、よくあることです。
だからこそ、研究や実験によって一定の評価がなされた理論と経験の両方を行き来しながら、子どもを理解することが重要になってきます。


理論は「なぜ」や「意図」を支える

理論は、子育てや教育の「なぜ?」を解き明かすための道しるべです。
発達心理学や教育理論を学ぶことで、「こういう子にはこう支援する」「この場面ではこう声をかける」といった指針を持つことができます。

一方で、理論だけでは子どもの個性や現場の文脈を十分に掴むことはできません。
私(中山)自身がこれに陥りがちです。私は子どもに勉強を教えた経験はありますが、保育士として乳幼児との関わり合いの経験がないため、発達教育や心理学の理論を勉強しても実際の場面を想像しにくいことが多々あります。※だからいつもアトム先生に相談しています!

つまり経験がなければ、そもそも“どういう子”や“どんな場面”なのかを見極めることが難しいのです。


経験は理論を「どう実践するか」を支える

経験は、理論を現場でどう活かすかを支える実践の知です。
しかし、子どもは一人ひとり違い、育ってきた環境や興味、気質も多様です。
同じ状況に見えても、背景や反応は全く異なります。
このため、経験だけに頼りすぎるとバイアス(思い込み)や属人的な判断に陥る危険があります。

特に保育や教育の効果は、すぐに結果が見えるものではありません。
「その場で落ち着いたから正しい支援だった」とは限らないのです。
短期的な安定に満足してしまうことこそ、長期的な成長を妨げる落とし穴かもしれません。


体罰という「経験偏重」の危険な例

わかりやすい例が「体罰」です。
子どもの問題行動に対し、痛みを伴う罰を与えると、その場では言うことを聞くように見えます。
しかし、研究では長期的に見ると自己調整力の低下・攻撃性の増加・対人不信・再発率の上昇など、デメリットが一貫して報告されています。

体罰でなくても、強い叱責や抑圧的な関わりによって一見クラスが「うまく回っている」ように見える保育は今も多く存在します。
しかし、それは短期的な「従順さ」を得ただけであり、子どもの内側の成長とは異なるのです。


理論と経験、どちらも欠かせない「プロの教育者」

理論も経験も、どちらか一方だけに偏ってはいけません。
理論は正しい方向を示し、経験は子どもの現実に寄り添う。
この両輪があって初めて、教育者は子どもの心の動きを正しく読み取り、最適な関わりを選ぶことができます。

私がアトム先生に向けて相談したラインの最後にあった文です。
※今日の記事はここだけでなくほぼ全部アトム先生の言葉であり、私(中山)は編集・執筆しただけです。

子どもは一人ひとり、育ってきた環境も、好きなものも、興味のあることも違います。
同じ場面に見えてもその子がどう思い、どう心を動かしているかを正しく汲み取ることは実はかなり高等なスキルが要されます。

多くの子どもと多くの時間関わり、「その子らしさ」を理解するために夜も眠れないほど悩んだ経験こそが僕たち保育士を保育者たらしめているのだと僕は思います

これが私が鈴木アトム先生を信頼する理由です。
自分の力や経験におぼれず、子どものことを想い、外部の知識を柔軟に吸収して自分に取り込んでいく・・・私は彼はとても信頼のできる教育者だと思っています。だから組んでいます。


リコポ幼児教育が重視する「理論と経験の融合」

リコポ幼児教育では、まさにこの理論と経験の両立を大切にしています。
私たちは「発達のピラミッド」を教育の根幹に据えています。
これは、感覚・身体・情緒・認知が積み重なって発達していくという科学的理論に基づいた考え方です。
幼児期に大切な感覚統合と発達ピラミッド〜小中学受験にも役立つ力〜

理論があるからこそ、「なぜ今この遊びが必要なのか」「どのスキルを育てているのか」という根拠ある支援ができます。
一方で、子ども一人ひとりに合わせたオーダーメイドの教育を実現するには、「その子らしさ」を見極める経験的な目が不可欠です。

理論が土台を築き、経験が子どもの現実に合わせて形を整える。
その両方が揃ってはじめて、子どもが安心し、自分らしい力を伸ばせる環境が整うのです。

「科学的に正しいこと」と「目の前の子どもに本当に必要なこと」。
その両方を大切にしながら、子ども一人ひとりの育ちを支えていくことが、私たちの使命です。
理論を欠いた経験主義も、経験を軽んじた理論主義も、どちらも不完全です。
理論と経験が手を取り合ってこそ、子どもの成長を支えることできると思っています。

発達の階層構造のピラミッド。下から順に発達

発達ピラミッドについての参考資料(DTA)


リコポ式おさらいQ&A3問

Q1. なぜ子育てには理論が必要なの?

理論は「なぜその支援が必要なのか」を明確にし、行動の意図や目的を支えてくれます。感覚的な経験だけでは見えにくい子どもの発達の仕組みを理解できるのが理論の役割です。


Q2. 経験に頼りすぎると、どんなリスクがあるの?

経験知に偏ると、バイアスや属人的な判断を招くことがあります。短期的にうまくいっても、子どもの内面の成長につながらないケースもあるため、理論とのバランスが重要です。


Q3. リコポ幼児教育が大切にしている考え方は?

リコポは「発達のピラミッド」に基づき、科学的理論と経験的理解を融合した教育を実践しています。子どもの個性を尊重し、理論に裏付けられた安心できる環境で、成長を丁寧に支えています。



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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

監修:鈴木アトム(子育て・教育アドバイザー)

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