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子どもの「ギャングエイジ」とは何か?

子どもの「ギャングエイジ」とは何か?

ギャングエイジとは?小学生の仲間関係と幼児教育のつながりを解説

小学校中学年から高学年になると、子どもは親よりも友だちを強く意識するようになります。
この時期は「ギャングエイジ」と呼ばれ、仲間との関わりを通して大きく成長する一方、トラブルも起こりやすくなります。
この記事では、ギャングエイジの意味、幼児教育とのつながり、そして親が気を付けたい関わり方を分かりやすくお伝えします。


目次

  1. ギャングエイジとは何か
  2. この時期の子どもに起こりやすい変化
  3. ギャングエイジと幼児教育のつながり
  4. 親が気を付けたいこと

1. ギャングエイジとは何か

ギャングエイジとは、主に小学校中学年から高学年ごろに見られる、仲間集団との結びつきが強くなる時期のことです。

この時期の子どもは、家族よりも友だちとの関係を強く意識するようになります。
「友だちにどう思われるか」が気になり、仲間の中での自分の立ち位置や、グループのルールを大切にするようになります。

名前だけ聞くと少し物騒ですが、ここでいう「ギャング」は悪い意味ではありません。
子ども同士で集まり、ルールを作り、仲間意識を育てていく姿を表した言葉です。

これは成長の一つであり、子どもが社会の中で生きる力を身につけていく大事な過程でもあります。

参考:子供社会とは何か(J-stage)


2. この時期の子どもに起こりやすい変化

ギャングエイジになると、子どもには次のような変化が見られやすくなります。

子どもの姿その背景
友だちといる時間を大切にする仲間の中で安心感や居場所を求めるため
親にあまり話したがらなくなる自立心が育ってきているため
グループ内のルールに敏感になる仲間関係を保ちたい気持ちが強まるため
仲間外れや言い合いが起こる人間関係の調整がまだ発達途中だから

親から見ると、「急に言うことを聞かなくなった」「友だちに振り回されているように見える」と感じることもあります。
でも、それは単なる反抗ではなく、子どもが家庭の外の世界で人間関係を学んでいる途中とも言えます。

もちろん、すべてを放っておいてよいわけではありません。
ただ、子どもの変化を「困ったこと」とだけ見るのではなく、「育っている途中」と理解することが大切です。

※関連記事です。
 子どもの「規範意識」をどう育てる?自由とルールのバランスが大事


3. ギャングエイジと幼児教育のつながり

「ギャングエイジは小学生の話なのに、幼児教育と関係あるの?」と思う方もいるかもしれません。
実は、とても深くつながっています。

ギャングエイジで子どもが仲間関係の中でもまれるとき、土台になっているのは幼児期に育ってきた力です。

たとえば、幼児期に次のような経験を重ねていると、仲間関係の中でも力を発揮しやすくなります。

  • 自分の気持ちを言葉で伝える経験
  • 相手の気持ちを想像する経験
  • 順番を待つ、譲る、相談する経験
  • ルールのある遊びを楽しむ経験
  • 大人に受け止められながら安心して自己主張する経験

つまり、幼児教育は文字や数を早く覚えることだけではありません。
人と関わる力の土台を育てることも、非常に大切な役割です。

幼児期に、ごっこ遊び、集団遊び、やりとりの多い遊びを重ねてきた子は、小学生になってからも友だちとの関係の中で学びやすくなります。
反対に、思い通りにならない場面をほとんど経験しないまま大きくなると、仲間関係の中で強く傷ついたり、相手との距離感に悩みやすくなることもあります。

幼児教育とは、将来の学力だけでなく、人間関係を築く力の準備でもあるのです。

※関連記事です。
 幼児期のけんかは必要?「ぶつかり合い」から育つ社会性と心の成長


4. 親が気を付けたいこと

ギャングエイジの時期、親はどのように関わればよいのでしょうか。
ここでは、特に大切な点をお伝えします。


すぐに「悪い友だち」と決めつけない

子どもが友だちとトラブルになると、親は心配になります。
でも、相手の子をすぐに悪者にしてしまうと、子どもはかえって話しにくくなります。

まずは、
「そうだったんだね」
「嫌だったね」
と気持ちを受け止めることが先です。


何でも親が解決しすぎない

子ども同士のもめごとは、成長の機会でもあります。
もちろん、いじめや危険な状況は大人が介入すべきです。
ただ、小さな行き違いまで親が全部解決してしまうと、子どもが自分で考え、関係を調整する力が育ちにくくなります。

「次はどう言えばよさそう?」
「どんなふうに伝えたら気持ちが届くかな?」
と、一緒に考える姿勢が大切です。


家庭を安心できる場所にする

外で頑張っている子ほど、家では不機嫌になったり、甘えたりします。
それは、家を安心できる場所だと思っているからでもあります。

学校での様子を根掘り葉掘り聞くより、
「いつでも話していいよ」
という空気を作るほうが、子どもは必要なときに戻ってきやすくなります。

※アタッチメントについての記事
 教育におけるアタッチメントとは? 大切にしたい心の安全基地


サインを見逃さない

成長の過程とはいえ、次のような様子が続くときは注意が必要です。

  • 学校や友だちの話を極端に避ける
  • 持ち物がなくなる、壊れることが増える
  • お腹が痛い、学校に行きたくないと言う
  • 表情が暗く、急に自己否定が増える

こうした場合は、「様子を見る」だけでなく、学校とも連携しながら丁寧に確認したほうが安心です。


ほどよい母親

今日のおさらいQ&A3問

Q1. ギャングエイジとは何ですか?

ギャングエイジとは、小学校中学年から高学年ごろに見られやすい、仲間意識が強くなる時期のことです。友だちとの関わりを通して、協力する力や社会性が育っていきます。


Q2. ギャングエイジは問題行動の時期ということですか?

いいえ、基本的には成長の一過程です。ただし、仲間外れや強い同調圧力が生まれることもあるため、大人が子どもの様子を丁寧に見ていくことは大切です。


Q3. 親はどのように関わればよいですか?

すぐに叱ったり解決したりするのではなく、まずは子どもの気持ちを受け止めることが大切です。そのうえで、困ったときに安心して相談できる家庭の雰囲気を作っていきましょう。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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