内的ワーキングモデルとは?愛着に関係する言葉!
子どもの未来を左右する「心の設計図」と関わり方
久しぶりにアタッチメント(愛着)の記事です。
子どもの「人との関わり方」や「自己肯定感」は、偶然ではなく積み重ねで決まります。
その土台となるのが「内的ワーキングモデル(IWM)」です。
この記事では、その仕組みと、家庭やシッターの関わりがどのように影響するのかを具体的に解説します。
目次
- 内的ワーキングモデル(IWM)とは何か
- ボウルビィ理論との関係(簡単に)
- IWMの3つの中身を具体的に理解する
- 子ども時代の経験がどう影響するか
- 大人になってから現れる影響
- IWMは変えられるのか
- 幼児教育・シッターの関わりが持つ意味
内的ワーキングモデル(IWM)とは何か
内的ワーキングモデルとは、
「人や自分に対する無意識の前提」です。
もう少し具体的に言うと、
- 人は助けてくれるのか
- 自分は大切にされる存在なのか
- 人とはどう関わるべきか
こうした“人間関係のルール”を、
子どもは経験から学び、心の中に作っていきます。
そして一度できたこのモデルは、
その後の人生の判断や行動の土台になります。
参考:内的作業モデル(IWM)とは何か?(東京臨床心理カウンセリング学院)
とても分かりやすくかつ詳しくまとめられています。
ボウルビィ理論との関係
この考え方は、心理学者の ジョン・ボウルビィ が提唱した
「愛着理論」の中核にある概念です。
難しい理論というより、
「子どもは関わり方によって、人との関係の感じ方を学ぶ」
という、とても現実的な話です。
※ボウルヴィに関しての詳しい記事です。
【子どもの愛着】親だけでは決まらない。「よい」愛着を築くために
IWMの3つの中身を具体的に理解する
内的ワーキングモデルは、大きく3つに分けて考えると理解しやすくなります。
① 自己モデル:「自分はどんな存在か」
これは、自己肯定感の土台です。
例えば:
- 失敗しても受け止めてもらえた
→「自分は大丈夫な存在」 - すぐ怒られる・否定される
→「自分はダメな存在」
ポイントは、
「能力」ではなく**“存在としてどう扱われたか”**です。
② 他者モデル:「人は信頼できるか」
これは、人への安心感です。
例えば:
- 泣いたら来てくれる
→「人は頼れる」 - 無視される・気分で対応が変わる
→「人は信用できない」
ここで形成されるのは、
“人に近づく勇気”そのものです。
③ 関係モデル:「どう関わるのが正解か」
これは、対人関係のパターンです。
例えば:
- 安心して頼る
- 過度にしがみつく
- 距離を取って関わらない
子どもは「こうすればうまくいく」という
自分なりの戦略を身につけていきます。

子ども時代の経験がどう影響するか
ここはとても重要です。
子どもは「教えられて」学ぶのではなく、
“扱われ方”から学びます。
例えば:
- 「大丈夫だよ」と抱きしめられた経験
→安心して人に頼れる子になる - 「なんでそんなこともできないの」と言われ続けた経験
→失敗を恐れる、挑戦しない子になる
つまり、
日常の関わりが、そのまま人格の土台になるということです。
※関連する記事です
「アタッチメント(愛着)」について—子どもの“心の土台”になる力
大人になってから現れる影響
IWMは、大人になってもそのまま働き続けます。
例えば:
- すぐ不安になる(見捨てられ不安)
- 人に頼れない(過度な自立)
- 相手を試すような行動を取る
- 人間関係で疲れやすい
これらは性格ではなく、
「過去に学んだ関係の前提」が繰り返されている状態です。
IWMは変えられるのか
結論から言うと、変えられます
ただし方法はシンプルで、
- 安心できる人との関係
- 一貫した対応
- 小さな成功体験
こうした経験を積み重ねることです。
つまり、新しい関係を通して、心の前提を書き換えることができます。
幼児教育・シッターの関わりが持つ意味
ここが、非常に重要なポイントです。
多くの方が「教育=知識」と考えますが、
実際にはその前に、
「人との関係の土台」=IWM
が存在しています。
■ シッターの関わりが与える影響
例えば:
- 子どもの話を最後まで聞く
- 感情を否定せず受け止める
- 一貫した対応をする
これだけで、
「人は信頼できる」
「自分は大切にされる」
という土台が育ちます。
■ 教育型シッターの価値
単なる預かりではなく、
- 子どもの気質を理解する
- 発達段階に応じた関わりをする
- 保護者と連携して一貫性を持たせる
こうした関わりがあると、
IWMが安定し、
その上に学習意欲や社会性が育ちます。
■ 逆に言えば
どれだけ良い教材や習い事を用意しても、
IWMが不安定な状態では
学びは深く定着しません
これは多くの家庭が見落としがちなポイントです。
パパママからよくある質問3つ
Q1. 甘やかすと自己肯定感は上がりますか?
A. 甘やかしではなく「一貫した受容」が重要です。境界は保ちながら安心感を与えることが大切です。
Q2. 忙しくて十分に関われない場合はどうすればいいですか?
A. 短時間でも「しっかり向き合う時間」を作ることが重要です。量より質が影響します。
Q3. すでに人見知りや不安が強い場合、遅いですか?
A. 遅くありません。安定した関わりを続けることで、IWMは十分に変化していきます。
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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)