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子どもの「自己」はどう育つ?自尊心・自制心・自立心を支える関わり

子どもの「自己」はどう育つ?自尊心・自制心・自立心を支える関わり

子どもの自己は、急に完成するものではありません。
「自分は大切にされている」「やれば少しできた」「困っても助けてもらえる」という経験の積み重ねの中で、少しずつ育っていきます。

今回は、子どもの自己を育てる大切な力として、自尊心・自己肯定感、自制心、そして自立心・自律性について分かりやすく紹介します。

目次

  1. 子どもの「自己」とは何か
  2. 自尊心・自己肯定感とは?
  3. 自制心とグリットとは?
  4. 自立心・自律性とレジリエンスとは?
  5. 基本的な信頼関係が、子どもの自己を育てる
  6. 家庭で大切にしたい関わり方

子どもの「自己」とは何か

子どもの「自己」とは、簡単に言うと、
自分をどう感じ、自分をどう動かし、自分でどう生きていこうとするかに関わる心の土台です。

たとえば、

「自分は大切な存在だ」
「少し難しくてもやってみよう」
「失敗しても、もう一度やってみよう」
「自分で考えて動いてみたい」

こうした感覚は、子どもが将来生きていくうえでとても大切です。

参考(文部科学省)「幼児期の育ちの姿」

今回は、この自己を支える力を3つに分けて考えます。

簡単な意味
自尊心・自己肯定感自分には価値があると思える力
自制心・グリット気持ちを調整し、続ける力
自立心・自律性・レジリエンス自分で考え、困難から立ち直る力
レジリエンスを構成する力

自尊心・自己肯定感とは?

自尊心とは、自分には価値があると感じる心です。
自己肯定感とは、ありのままの自分を受け止められる感覚です。

子どもにとっての自己肯定感は、
「いつも完璧にできる」
という自信ではありません。

むしろ、
「うまくできないことがあっても、自分は大切にされている」
「失敗しても、見捨てられない」
と感じられることです。

この感覚がある子は、新しいことにも挑戦しやすくなります。

なぜなら、失敗しても自分の価値がなくなるわけではないと、心のどこかで感じられるからです。


将来なぜ必要なのか

自尊心や自己肯定感は、学習、友人関係、挑戦する力に関わります。

自分を必要以上に否定してしまうと、
「どうせできない」
「失敗したら恥ずかしい」
と、挑戦する前に諦めてしまうことがあります。

一方で、安心できる自己肯定感があると、
「やってみよう」
「少し難しいけれど試してみよう」
と前向きに動きやすくなります。

幼児期の自己肯定感は、将来の「自分の人生を大切にする力」の土台になります。


自制心とグリットとは?

自制心とは、自分の気持ちや行動を少しずつ調整する力です。

たとえば、

  • 順番を待つ
  • すぐに怒らず、少し落ち着く
  • もう少しだけ頑張る
  • 欲しいものがあっても我慢する
  • 途中で投げ出さずに取り組む

といった力です。

グリットは、簡単に言うと、長い目標に向かって粘り強く取り組む力です。
自制心とグリットはまったく同じではありませんが、どちらも「すぐに投げ出さず、気持ちを整えながら続ける力」と関係しています。

ただし、幼児期の子どもに大人のような我慢を求めすぎる必要はありません。

幼児期の自制心は、
「大人に支えてもらいながら、少しずつ待てるようになる」
「気持ちを言葉にしてもらいながら、少しずつ落ち着けるようになる」
という形で育っていきます。


将来なぜ必要なのか

自制心は、学習習慣や集団生活に関わります。

勉強でも、スポーツでも、人間関係でも、すぐに結果が出ることばかりではありません。
少し難しいことに取り組む、失敗してももう一度やる、相手の気持ちを考えて行動する。
こうした場面で、自制心は大切になります。

ただし、自制心は「怒らない子」「我慢ばかりできる子」を育てることではありません。

大切なのは、
気持ちを押し殺すことではなく、自分の気持ちに気づき、少しずつ扱えるようになることです。


自立心・自律性とレジリエンスとは?

自立心とは、自分でやってみたいと思う気持ちです。
自律性とは、自分で考えて行動しようとする力です。

似ていますが、少し違います。

自立心は、
「自分で靴を履きたい」
「自分で選びたい」
「自分でやってみたい」
という気持ちです。

自律性は、
「今は何をしたらいいかな」
「どうしたらうまくいくかな」
と、自分で考えて行動する力です。

そしてレジリエンスとは、困ったことや失敗から立ち直る力です。

たとえば、積み木が崩れたとき、
「もう嫌だ」と泣くこともあります。
でも、大人に気持ちを受け止めてもらいながら、
「もう一回やってみよう」
と思えることがあります。

この「立ち直る力」がレジリエンスです。


将来なぜ必要なのか

これからの時代、子どもには「言われたことをする力」だけでなく、
自分で考え、選び、困ったときに立て直す力が必要になります。

自立心・自律性・レジリエンスは、将来の学び方や働き方、人間関係にもつながります。

ただし、自立を急がせる必要はありません。

小さな子どもは、十分に甘え、助けてもらう経験の中で、少しずつ自分で動けるようになります。

「甘えさせたら自立できない」のではなく、
安心して甘えられるから、自分で一歩踏み出せるのです。

※レジリエンスについてはブログのカテゴリーにもまとめてあります。レジリエンス─折れても、また立ち上がれる子に


基本的な信頼関係が、子どもの自己を育てる

子どもの自己を育てる土台には、基本的な信頼関係があります。

これは、
「困ったときに助けてもらえる」
「泣いたら気づいてもらえる」
「自分の気持ちを受け止めてもらえる」
という経験の積み重ねです。

この信頼関係があると、子どもは安心して外の世界に向かっていけます。

安心できる大人がいるから、挑戦できる。
失敗しても戻れる場所があるから、もう一度やってみようと思える。
気持ちを受け止めてもらえるから、自分の感情を少しずつ扱えるようになる。

つまり、子どもの「自己」は、ひとりで勝手に育つものではありません。
信頼できる大人との関係の中で育っていきます。


家庭で大切にしたい関わり方

子どもの自己を育てるために、特別な教育をしなければいけないわけではありません。
日々の小さな関わりが大切です。


1. できたことだけでなく、存在を認める

「すごいね」「上手だね」も大切ですが、それだけだと、子どもは「できる自分だけが認められる」と感じることがあります。

ときには、

「一緒にいられてうれしいよ」
「大好きだよ」
「頑張っていたね」
「悔しかったね」

と、結果ではなく存在や気持ちを受け止める言葉をかけてあげましょう。


2. 失敗したときに責めすぎない

子どもが失敗したときは、自己を育てる大切な場面です。

「だから言ったでしょ」
と責めるよりも、

「崩れちゃって悔しかったね」
「もう一回やってみる?」
「次はどうしたらいいかな」

と一緒に考えてあげると、子どもは失敗を学びに変えやすくなります。


3. 小さな選択を任せる

自律性を育てるには、日常の中で小さな選択を任せることが効果的です。

たとえば、

場面声かけ
服を選ぶ赤と青、どっちにする?
絵本を読む今日はどの絵本にする?
おやつ先に牛乳飲む?あとで飲む?
遊び積み木とお絵かき、どっちにする?

選択肢が多すぎると迷ってしまうので、最初は2つくらいからで十分です。


4. 気持ちを言葉にする

自制心は、気持ちを押さえ込むことではありません。
まずは、自分の気持ちに気づくことが大切です。

「嫌だったね」
「まだ遊びたかったね」
「待つのが難しかったね」
「できなくて悔しかったね」

大人が気持ちを言葉にしてあげることで、子どもは少しずつ自分の感情を理解していきます。

気持ちに名前がつくと、子どもはその気持ちを扱いやすくなります。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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