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子どもの言葉の発達について 言葉の遅れ・言語遅滞とは?

子どもの言葉の発達について 言葉の遅れ・言語遅滞とは?

不安なときに大切にしたい見方と相談の目安

子どもの言葉の発達には個人差があります。
ただ、その中で「なかなか言葉が出ない」「言葉は出ているけれど、やりとりにつながりにくい」と感じると、保護者として不安になることもあると思います。

子どもの言葉の遅れは、専門的には言語遅滞、または言語発達遅滞と呼ばれることがあります。
ただし、言語遅滞といっても状態はさまざまです。大切なのは、すぐに決めつけることではなく、なぜ言葉が出にくいのか、どこに困りごとがあるのかを丁寧に見ることです。

今回は、言葉の遅れを感じたときに、保護者が知っておきたい見方と相談のポイントを分かりやすく紹介します。

目次

  1. 言葉の遅れ・言語遅滞とは?
  2. 言語遅滞といっても状態はさまざま
  3. 言葉の遅れは、まず原因を丁寧に見る
  4. 言語発達の評価で見るポイント
  5. 不安なときは専門家に相談してよい
  6. リコポ幼児教育でできるサポート

言葉の遅れ・言語遅滞とは?

言語遅滞とは、年齢の目安と比べて、言葉の理解や表現、コミュニケーションの発達がゆっくりな状態を指す言葉です。

たとえば、

  • 意味のある言葉がなかなか出ない
  • 言葉の数が増えにくい
  • 二語文・三語文につながりにくい
  • 言葉は出ているが、やりとりに使いにくい
  • 指さしや身振りが少ない
  • 呼びかけへの反応が弱い

といった様子が見られることがあります。

日本言語聴覚士協会も、小児では「ことばの発達が遅い」「なかなかコミュニケーションがとれない」といった問題が出てくることがあると説明しています。

ただし、言葉が少ないからといって、すぐに大きな問題があるとは限りません。
子どもによって、言葉を理解する力が先に育つ子、表現がゆっくりな子、人前ではなかなか話さない子もいます。

※関連する記事です。前提として言葉の発達には個人差があります。 子どもの言葉の発達には年齢ごとの目安がある  子どもの言葉の発達について 言葉の発達には個人差がある


言語遅滞といっても状態はさまざま

「言葉が遅い」と一言で言っても、実際にはいくつかの状態があります。

状態
言葉がほとんど出ない意味のある単語が少ない、発語が少ない
言葉はあるが増えにくい単語は出るが、語彙がなかなか広がらない
文につながりにくい「ママ、きた」などの二語文が出にくい
理解が弱い簡単な指示が伝わりにくい
やりとりに使いにくい言葉は出るが、相手に伝えるために使いにくい
発音や発声が難しい音が不明瞭、声が出しにくい

中には、言葉がまったく出ていないように見えても、目線や表情、指さし、身振りで一生懸命伝えようとしている子もいます。

反対に、言葉は出ていても、相手とのやりとりに使いにくい場合もあります。

そのため、見るべきなのは「単語の数」だけではありません。
理解・表現・やりとり・聞こえ・体の使い方・環境を合わせて見ることが大切です。


言葉の遅れは、まず原因を丁寧に見る

言葉の遅れを感じたときに大切なのは、原因を一つに決めつけないことです。

言葉の発達には、さまざまな要素が関わります。

たとえば、聞こえにくさがあると、言葉を聞き取りにくくなります。
人とのやりとりへの関心が育ちにくい場合、言葉をコミュニケーションとして使う経験が少なくなることもあります。
また、口や舌の動かし方、発声のしやすさが関わる場合もあります。

国立成育医療研究センターのリハビリテーション科でも、言語聴覚療法では、ことば・きこえ・はなす機能・食べる機能などに難しさのある子どもに対して評価や指導を行うと説明されています。

つまり、言葉の遅れは「話す練習をすればよい」という単純な話ではありません。
その子の全体の発達や生活の様子を見ながら、必要な支援を考えていくことが大切です。


言語発達の評価で見るポイント

言葉の遅れがあるとき、専門家はさまざまな面から子どもの状態を見ます。
保護者の方にも分かりやすいように、主な評価の視点を整理します。

評価すること見るポイント
聴覚音や声が聞こえているか。呼びかけに反応するか。聞こえにくさが言葉の遅れに関係していないか
前言語コミュニケーション能力指さし、視線、身振り、表情、要求の伝え方など。言葉が出る前のやりとりの力
社会的認知能力人への関心、まね、共同注意、「相手と一緒に見る・楽しむ」力
物についての認知能力物の名前や使い方、分類、見立て遊び、原因と結果の理解など
発声・発語に関する口腔機能と随意運動声を出す力、口・舌・唇の動かし方、食べる機能、発音のしやすさ
言語発達の指標理解している言葉、話せる言葉、二語文・三語文、やりとりの中で言葉を使えるか
言語環境の評価家庭や園での語りかけ、話し相手の多さ、子どもに合った関わりがあるか

特に大切なのは、言葉が出ているかどうかだけでなく、言葉の前にある力を見ることです。

たとえば、まだ言葉が少なくても、

  • 目が合う
  • 指さしで伝える
  • 大人のまねをする
  • 「ちょうだい」「どうぞ」のやりとりができる
  • 絵本やおもちゃを一緒に楽しめる

といった力が育っている場合があります。

こうした前言語コミュニケーションは、言葉の土台になります。

参考(日本言語聴覚士協会) 言語聴覚士のための乳幼児健診入門ガイド


不安なときは専門家に相談してよい

「少し心配だけど、相談していいのかな」と迷う保護者の方もいると思います。

でも、相談は悪いことではありません。
早めに相談することで、必要な支援が見つかることもありますし、「今はこう見守ればよい」と分かるだけでも、保護者の不安は軽くなります。

相談先としては、

  • 乳幼児健診
  • かかりつけの小児科
  • 自治体の子育て相談窓口
  • 発達相談
  • 耳鼻科・聴力検査
  • 言語聴覚士
  • 必要に応じて専門医

などがあります。

発達ナビでも、1歳半健診や3歳児健診で言葉の遅れを指摘された場合、まず健診で関わった保健師などに相談し、地域の言語聴覚士がいる施設や機関を紹介してもらう流れが紹介されています。

特に、聞こえに不安がある、呼びかけへの反応が弱い、言葉以外のやりとりも少ない、生活の中で困りごとが大きい場合は、早めに相談してよいでしょう。


リコポ幼児教育でできるサポート

リコポ幼児教育では、子どもの言葉の発達に不安があるご家庭にも寄り添える体制を大切にしています。

私たちには、国家資格である言語聴覚士の資格を持つ、言葉のプロフェッショナルであるゆうき先生が力を貸してくれています。

言語聴覚士とは?ことばの専門家「ゆうき先生」について


言葉の不安は、保護者だけで抱えるにはとても大きいものです。

「言葉が少ない気がする」
「こちらの話は分かっていそうだけど、なかなか話さない」
「発音が気になる」
「やりとりがうまく広がらない」

このような不安があるときも、子どもの様子や家庭での関わり方を一緒に整理していくことができます。

もちろん、医療的な診断や検査が必要な場合は、専門医や適切な機関につなげることが大切です。
そのうえで、家庭の中でどのように声をかけるか、どんな遊びを取り入れるか、子どもに合った関わり方を考えることは、日々の育ちを支える大きな力になります。

ゆうき先生


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ご家庭に合った最適なサポート方法を、ゆっくり一緒に考えていきましょう。

執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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