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子どもの社会性はどう育つ?他者とつながる力と幼児教育の関係

子どもの社会性はどう育つ?他者とつながる力と幼児教育の関係

昨日の記事では、子どもの「自己」について考えました。
自分は大切な存在だと思えること。気持ちを少しずつ整えること。自分でやってみようとすること。
こうした自己の育ちは、子どもが他者とつながるための土台になります。

そして今日のテーマは、子どもの社会性です。

社会性とは、簡単に言えば、人と関わりながら生きていく力です。
友達と遊ぶ、順番を待つ、相手の気持ちを考える、ルールを守る。
こうした力は、幼児期の毎日の関わりの中で少しずつ育っていきます。

今回は、子どもの社会性を考えるうえで大切な4つのキーワード、
心の理解・共感と思いやり・協調性・道徳性と規範意識について、保護者の方に分かりやすく紹介します。

参考(こども家庭庁)保育所保育指針解説

目次

  1. 子どもの社会性とは?
  2. 心の理解能力とは?
  3. 共感・思いやりとは?
  4. 協調性とは?
  5. 道徳性・規範意識とは?
  6. 社会性は、幼児教育の大切な土台
  7. 家庭でできる関わり

子どもの社会性とは?

子どもの社会性とは、自分以外の人と関わりながら、気持ちを通わせ、生活していく力です。

たとえば、

  • 友達と一緒に遊ぶ
  • 順番を待つ
  • 「貸して」「いいよ」とやりとりする
  • 相手が泣いていたら気にかける
  • ルールを少しずつ理解する
  • 自分の気持ちと相手の気持ちの違いに気づく

こうした姿が、社会性の育ちです。

ただし、幼児期の子どもに、最初から大人のような配慮や我慢を求める必要はありません。
小さな子どもは、まだ自分の気持ちでいっぱいになることも多いものです。

「貸して」が言えない。
順番を待てない。
友達のおもちゃを取ってしまう。
思い通りにならないと怒ってしまう。

こうした姿も、社会性が育っていないというより、社会性を学んでいる途中と考えることが大切です。

子どもは、失敗しながら、人との関わり方を覚えていきます。

子どものけんかは成長過程の一つ

心の理解能力とは?

心の理解能力とは、自分と、自分以外の他者には、それぞれ違う気持ちや考えがあると理解する力です。

たとえば、子どもが少しずつ、

「自分はこれで遊びたいけれど、友達も使いたいんだ」
「自分は楽しいけれど、相手は嫌だったのかもしれない」
「ママは今、忙しそうだな」

と気づいていく力です。

幼児期の子どもは、最初から相手の心をうまく理解できるわけではありません。
自分が楽しいと、相手も楽しいと思いやすい時期があります。

だからこそ、大人が言葉にしてあげることが大切です。

たとえば、友達のおもちゃを取ってしまったときに、
「取っちゃだめ!」だけで終わるのではなく、

「〇〇ちゃん、びっくりしたかもしれないね」
「使いたかったんだね。でも、お友達もまだ遊んでいたね」

と伝えてあげる。

このような関わりの中で、子どもは少しずつ、
自分の心と相手の心は同じではない
ということを学んでいきます。


共感・思いやりとは?

共感とは、相手の気持ちを感じ取ることです。
思いやりとは、相手の立場に立って、気持ちを考えようとすることです。

たとえば、友達が転んで泣いているときに、
「大丈夫?」と近づく。
ぬいぐるみに布団をかけて「ねんね」と言う。
小さい子におもちゃを渡してあげる。

こうした姿には、共感や思いやりの芽が見られます。

ただし、思いやりは「優しくしなさい」と言うだけでは育ちません。
子ども自身が、まず大人から優しく受け止められる経験をすることが大切です。

自分が泣いたときに、
「悲しかったね」
「痛かったね」
「びっくりしたね」
と気持ちを受け止めてもらう。

その経験があるからこそ、子どもは少しずつ、他者の気持ちにも目を向けられるようになります。

思いやりは、教え込むものというより、受け取った優しさを、少しずつ他者に向けられるようになる力です。

※関連記事です。「共感性」を養う幼児教育 「思いやりのある子ども」は幸福度が高い


協調性とは?

協調性とは、他の人と気持ちを通わせながら、ものごとをうまくやっていく力です。

幼児期の協調性は、難しいチームワークではありません。

たとえば、

  • 順番にすべり台を使う
  • 友達と一緒に積み木を作る
  • 「貸して」「あとでね」とやりとりする
  • 片づけを一緒にする
  • ルールのある遊びを楽しむ

こうした日常の中で育っていきます。

ただ、協調性は「いつも周りに合わせる力」ではありません。
自分の気持ちを押し殺して、何でも我慢することでもありません。

本当の協調性は、
自分の気持ちも大切にしながら、相手の気持ちにも気づき、一緒に過ごす方法を探す力です。

たとえば、子ども同士でおもちゃの取り合いになったとき、大人がすぐに答えを出すのではなく、

「〇〇ちゃんは使いたかったんだね」
「△△ちゃんもまだ遊びたかったんだね」
「どうしたら二人とも遊べるかな?」

と橋渡しをしてあげる。

このような経験が、協調性の土台になります。


道徳性・規範意識とは?

道徳性とは、何がよくて、何が悪いのかを考える力です。
規範意識とは、みんなが安心して過ごすためのルールや約束を理解し、守ろうとする力です。

たとえば、

  • 人を叩かない
  • 順番を守る
  • 使ったものを片づける
  • 嘘をつかない
  • 危ないことをしない
  • 友達が嫌がることはしない

こうしたことを、子どもは生活の中で少しずつ学んでいきます。

ここで大切なのは、ただ叱ることではありません。

「だめ!」だけでは、子どもは何がいけなかったのか分からないことがあります。

たとえば、叩いてしまったときは、

「叩くと痛いね」
「嫌だったら、言葉で伝えようね」
「手は叩くためではなく、なでたり、つないだりするために使おうね」

と、理由と代わりの行動を伝えてあげることが大切です。

道徳性や規範意識は、怖がらせて守らせるものではありません。
人と安心して過ごすために、なぜルールが必要なのかを少しずつ理解する力として育てていくことが大切です。

※関連記事です。子どもの「規範意識」をどう育てる?自由とルールのバランスが大事


社会性は、幼児教育の大切な土台

幼児教育というと、文字や数、英語、知育などを思い浮かべる方も多いかもしれません。

もちろん、それらも大切です。
しかし、幼児期の教育でとても大切なのは、人と関わる力です。

なぜなら、子どもは人との関わりの中で学ぶからです。

先生の話を聞く。
友達と一緒に遊ぶ。
分からないことを聞く。
自分の考えを伝える。
相手の反応を見ながら、言い方を変える。

こうした力は、将来の学習や生活にもつながります。

社会性は、勉強と別のものではありません。
人と関わりながら学ぶための、土台になる力です。

「自分の気持ちを伝える」
「相手の気持ちに気づく」
「一緒に考える」
「ルールを理解する」

これらは、幼児教育の中でもとても大切な学びです。

※関連記事です。幼児期のけんかは必要?「ぶつかり合い」から育つ社会性と心の成長


家庭でできる関わり方

子どもの社会性を育てるために、特別なことをする必要はありません。
毎日の生活の中で、少しずつ育てることができます。


1. 気持ちを言葉にする

子どもが怒ったり泣いたりしたときは、まず気持ちを言葉にしてあげましょう。

「嫌だったね」
「悔しかったね」
「まだ遊びたかったね」
「びっくりしたね」

自分の気持ちが分かるようになると、相手の気持ちにも気づきやすくなります。


2. 相手の気持ちをやさしく伝える

友達との関わりでトラブルがあったときは、相手の気持ちを短く伝えます。

「急に取られて、びっくりしたかもしれないね」
「叩かれたら痛いね」
「一緒に使いたかったんだね」

責めるよりも、気づかせることが大切です。


3. 小さなルールを一緒に確認する

家庭の中でも、小さなルールを分かりやすく伝えましょう。

場面声かけ
順番を待つ次は〇〇ちゃんの番だね
片づけ使ったらおうちに戻そうね
危ない行動ここで走るとぶつかるから歩こうね
貸し借り貸してって言ってみようか

ルールは、子どもを縛るものではなく、安心して過ごすための道しるべです。


4. 大人が人との関わり方を見せる

子どもは、大人の言葉や態度をよく見ています。

「ありがとう」
「ごめんね」
「助かったよ」
「一緒にやろうか」

こうした大人の姿が、子どもの社会性のモデルになります。

子どもに教える前に、大人が見せる。
それも、とても大切な幼児教育です。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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