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子どもの言葉の発達について 言葉の発達には個人差がある

子どもの言葉の発達について 言葉の発達には個人差がある

焦らず、その子に合った関わりを大切に

子どもの言葉の発達には、大きな個人差があります。
同じ年齢でも、たくさん話す子もいれば、言葉は少なくても大人の話をよく理解している子もいます。

「うちの子は言葉が遅いのかな」
「同じ月齢の子はもっと話しているのに」

そう感じると、保護者として不安になることもあると思います。
でも、言葉の発達は一直線に進むものではありません。子ども一人ひとりのペースや気質、周囲との関わりの中で、少しずつ育っていきます。

今回は、子どもの言葉の発達に個人差がある理由と、家庭で大切にしたい関わり方について分かりやすく紹介します。

※言葉の発達に関してはブログのカテゴリーにまとめています。子どもの言葉を育てる「音声模倣・動作模倣・やりとり遊び」


目次

  1. 言葉の発達には個人差がある
  2. 個人差は喃語の時期から見られる
  3. 個人差が生まれる要因
  4. 言葉は人とのやりとりの中で育つ
  5. 家庭で大切にしたい関わり方

言葉の発達には個人差がある

子どもの言葉の発達には、ある程度の目安があります。
しかし、その目安は「全員が同じ時期に同じように話す」という意味ではありません。

保育所保育指針解説でも、初めて意味のある言葉を発する時期にはかなり個人差があると説明されています。また、1歳以上3歳未満の時期は、少しずつ言葉が出始め、増えていく時期とされています。

言葉の発達で違いが出やすいのは、たとえば次のような部分です。

発達の場面個人差の例
喃語早く出る子、ゆっくり出る子がいる
喃語の長さ「あー」のように短い子、「ばばばば」のように長い子がいる
初語早めに出る子、慎重に言葉を出す子がいる
語彙の増え方一気に増える子、少しずつ増える子がいる
文の獲得早く二語文になる子、単語中心の時期が長い子がいる

大切なのは、「早いか遅いか」だけで見ることではありません。
子どもが何を理解しているか、どんな場面で伝えようとしているか、どんなやりとりを楽しんでいるかを見ることが大切です。

※言葉の発達の段階に関しては以前にも書いていますので、参考にしてください。話し言葉の発達過程を分かりやすく解説

言葉の発達 音声表出

個人差は喃語の時期から見られる

言葉の個人差は、初語が出る前から見られます。

赤ちゃんは、最初からはっきりした言葉を話すわけではありません。
「あー」「うー」「ばばば」「だだだ」のような喃語を出しながら、声を出す楽しさや、相手が反応してくれる喜びを経験していきます。

この喃語にも個人差があります。

早くからよく声を出す子もいれば、静かに周りをよく見ている子もいます。
長く続けて声を出す子もいれば、短い声を少しずつ出す子もいます。

だから、喃語が少ないからといって、すぐに「言葉が育っていない」と決めつける必要はありません。

ただし、発達の目安は、子どもの状態を確認するための大切な手がかりでもあります。NIDCDも、子どもの言語発達には個人差がある一方で、発達の目安は追加の支援が必要かどうかを考える参考になると説明しています。

心配なときは一人で抱え込まず、健診や小児科、自治体の相談窓口、言語聴覚士などに相談して大丈夫です。
相談は「問題があるから行く場所」ではなく、子どもの育ちを一緒に確認するための場です。

参考(NICD・国立言語聴覚研究所)NIDCD “Speech and Language Developmental Milestones”


個人差が生まれる要因

言葉の発達には、さまざまな要因が関わります。
ここでは大きく、子ども側の要因と、養育者・環境側の要因に分けて考えてみます。

子ども側の要因


性差

一般的に、言葉の出方には性差が見られることがあります。
ただし、「男の子だから必ず遅い」「女の子だから必ず早い」という単純な話ではありません。

性別だけで判断するよりも、子ども本人の理解力、反応、やりとりの様子を見ることが大切です。


出生順位やきょうだい関係

上のきょうだいがいる子は、家庭の中でたくさんの言葉を聞く機会があります。
一方で、上の子が代わりに話してしまい、本人が言葉で伝える場面が少なくなることもあります。

第一子は、大人から一対一で話しかけられる時間が多いことがあります。
下の子は、きょうだいの遊びを見ながら自然に言葉を吸収することもあります。

どちらが良い悪いではなく、家庭の中の関わり方によって、言葉の経験は変わります。


気質

子どもの気質も、言葉の表出に関わります。

たとえば、恥ずかしがり屋の子や慎重な子は、言葉を理解していても、人前ではなかなか話さないことがあります。
家ではよく話すのに、保育園や親戚の前では黙ってしまう子もいます。

これは「分かっていない」のではなく、安心できる場面を選んで言葉を出している場合もあります。

子どもによって、すぐに声に出す子もいれば、心の中でじっくり準備してから話す子もいます。
言葉にも、いわば“助走の長いタイプ”がいるのです。


養育者・環境側の要因

言葉は、子ども一人だけで育つものではありません。
周囲の大人やきょうだい、友達とのやりとりの中で育っていきます。

保育所保育指針解説では、子どもは身近な人に親しみをもって接し、自分の感情などを伝え、それに相手が応答し、その言葉を聞くことを通して言葉を獲得していくとされています。

つまり、言葉の発達にとって大切なのは、たくさん教え込むことではなく、子どもの伝えたい気持ちに応答することです。

たとえば、子どもが「わんわん」と言ったときに、
「そうだね、白いワンワンが歩いているね」
と返す。

子どもが指さししたときに、
「あれが欲しかったんだね」
と気持ちを言葉にしてあげる。

こうした小さなやりとりが、言葉の土台になります。
研究レビューでも、応答的で豊かな養育者の語りかけは、子どもの言語発達を支えるとされています。


言葉は人とのやりとりの中で育つ

子どもは、たくさんの話し相手と関わりながら言葉を学びます。

保護者、きょうだい、祖父母、保育者、友達。
いろいろな人とのやりとりの中で、子どもは言葉の使い方を少しずつ学んでいきます。

ここで大切なのは、単に言葉をたくさん聞かせることだけではありません。

子どもが見ているものを見る。
子どもが言おうとしていることを待つ。
子どもの声や表情に反応する。
子どもの言葉を少し広げて返す。

このような相互作用の中で、子どもは
「伝えると分かってもらえる」
「言葉を使うと楽しい」
と感じていきます。

言葉は、正しい発音の練習だけで育つものではありません。
人とつながる経験の中で、少しずつ育っていくものです。


家庭で大切にしたい関わり方

家庭でできることは、特別な訓練ではありません。
毎日の生活の中で、子どもに合わせて言葉を添えることです。


子どもの言葉を少し広げる

子どもが「くるま」と言ったら、

「赤い車だね」
「車、走っているね」
「ブーブー行ったね」

と少しだけ言葉を足して返します。

長く説明しすぎる必要はありません。
子どもの言葉より、少しだけ先の言葉を添えるくらいがちょうどよいです。


子どもの気持ちを言葉にする

子どもが泣いているときや怒っているときも、言葉の学びの場面です。

「嫌だったね」
「もっと遊びたかったね」
「びっくりしたね」
「うまくできなくて悔しかったね」

このように気持ちを言葉にしてもらうことで、子どもは自分の感情を少しずつ理解していきます。


話させようとしすぎない

言葉がゆっくりな子に対して、つい
「言ってごらん」
「ちゃんと話して」
と言いたくなることがあります。

でも、言葉を出すことがプレッシャーになると、かえって話しにくくなる子もいます。

言わせるよりも、まずは聞く。
答えさせるよりも、楽しくやりとりする。
その方が、子どもは安心して言葉を出しやすくなります。


その子に合った語りかけをする

よく話す子には、会話を広げる。
慎重な子には、無理に答えを求めず、安心できる言葉を添える。
動くのが好きな子には、遊びながら言葉を使う。
絵本が好きな子には、絵を見ながらゆっくり話す。

一人ひとりに合った語りかけが大切です。

子どもの言葉は、競争ではありません。
その子の興味や安心感に合わせて育っていきます。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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