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5月の暑さ対策 後半 子どもの水分補給について

5月の暑さ対策 後半 子どもの水分補給について

暑い季節に「いつ・何を・どう飲ませる?」を分かりやすく解説

暑い季節になると、子どもの水分補給が気になります。
「どのくらい飲ませればいいの?」「水だけでいいの?」「スポーツドリンクは必要?」と迷う保護者の方も多いのではないでしょうか。

子どもは遊びに夢中になると、のどの渇きに気づきにくいことがあります。
そのため、水分補給は子ども任せにせず、大人が少し先回りして声をかけることが大切です。

今回は後編として、暑い時期の子どもの水分補給について、毎日の生活で実践しやすい形で紹介します。

※前回の記事です。前回は外出する際や眠る時の対策です。5月から始めたい子どもの暑さ対策


目次

  1. 子どもの水分補給は「のどが渇く前」が基本
  2. 飲ませるタイミングは生活の中に入れる
  3. 何を飲ませればよい?
  4. 水分不足のサインを見る

1. 子どもの水分補給は「のどが渇く前」が基本

子どもの水分補給で大切なのは、のどが渇いてからではなく、のどが渇く前に飲むことです。

こども家庭庁も、子どもは汗や尿として出ていく水分が多く、脱水を起こしやすいため、のどが渇く前から少しずつ水分補給をすることが大切だとしています。

特に小さな子どもは、自分から「のどが渇いた」とうまく言えないこともあります。
遊んでいる途中、外出前、帰宅後、入浴前後など、保護者がタイミングを作ってあげると安心です。

「飲みなさい」と強く言うよりも、
「ちょっと休憩しようか」
「一口だけ飲んでから遊ぼうね」
という声かけの方が、子どもには受け入れやすいこともあります。

参考(子ども家庭庁) みんなで見守り「こどもの熱中症」を防ぎましょう!


2. 飲ませるタイミングは生活の中に入れる

水分補給は、特別な時間を作るよりも、毎日の流れの中に入れると続けやすくなります。

タイミング声かけの例
朝起きたあと起きたら一口飲もうね
外出前お出かけ前に飲んでおこう
外遊びの途中少し休んで飲もう
帰宅後帰ってきたらまず一口
お風呂の前後汗をかく前後に飲もう
寝る前少しだけ飲んで寝よう

ポイントは、一度にたくさん飲ませようとしないことです。

子どもは一気にたくさん飲めないこともあります。
少しずつ、何度かに分けて飲めれば十分です。

水分補給は、勉強のように「正解量」をきっちり守るものではありません。
その日の暑さ、汗の量、活動量、子どもの様子を見ながら調整していきましょう。

参考(厚生労働省)「熱中症予防のための情報・資料サイト」

外遊び

3. 何を飲ませればよい?

普段の水分補給は、基本的には水や麦茶でよいです。
甘い飲み物ばかりになると、食欲に影響したり、虫歯が心配になったりすることもあります。

ただし、たくさん汗をかいたときや、長時間外で過ごしたときは、水分だけでなく塩分も失われます。厚生労働省も、熱中症予防として、室内でも外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、経口補水液などを補給することを呼びかけています。

分かりやすく整理すると、次のようになります。

場面飲み物の目安
普段の生活水・麦茶
軽い外遊び水・麦茶をこまめに
たくさん汗をかいた日状況によりスポーツドリンクなど
ぐったりしている・体調不良経口補水液を検討し、無理せず受診

スポーツドリンクは便利ですが、糖分も含まれます。
毎日の水分補給として常に飲ませるというより、汗をたくさんかいた日や長時間の活動時に使うものと考えるとよいです。

経口補水液は、普段の飲み物というより、脱水が心配なときに使うものです。
子どもがぐったりしている、飲めない、反応が弱い、嘔吐があるなどの場合は、家庭で無理に対応しようとせず、医療機関や救急相談につなげましょう。こども家庭庁も、自分で上手に水分補給ができない場合は危険な状態であり、無理に飲ませず医療機関を受診するよう示しています。


4. 水分不足のサインを見る

子どもの水分補給で大切なのは、飲んだ量だけを見ることではありません。
子どもの様子を見ることも大切です。

次のような様子があるときは、暑さや水分不足に注意しましょう。

  • いつもより元気がない
  • 顔が赤い
  • 汗をたくさんかいている
  • ぼーっとしている
  • 機嫌が悪い
  • おしっこの回数が少ない
  • 口の中が乾いている
  • 飲みたがらない
  • ぐったりしている

厚生労働省は、熱中症の症状として、めまい、吐き気、倦怠感、いつもと様子が違うことなどを挙げ、重症になると返事がおかしい、意識消失、けいれん、体が熱いといった症状があるとしています。

「なんとなく変だな」と感じたら、まずは涼しい場所で休ませましょう。
そして、水分を取れる状態なら、少しずつ飲ませます。

反対に、意識がぼんやりしている、呼びかけへの反応が弱い、吐いてしまう、うまく飲めない場合は、無理に飲ませず、早めに医療機関へ相談してください。


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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