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いじめっ子・いじめられやすい子の特徴とは?

いじめっ子・いじめられやすい子の特徴とは?

尾木直樹氏の見解から考える、幼児期に育てたい心の土台

「うちの子はいじめる側にならないだろうか」
「逆に、標的にされやすい子ではないだろうか」

こうした不安を抱く保護者は少なくありません。
尾木直樹氏は、いじめを単なる“子ども同士のトラブル”として軽く見るのではなく、人権の問題として捉えること、そして加害側の背景や集団の空気まで見ないと根本的な解決にならないことを繰り返し訴えています。さらに、いじめられる側に責任はないことも明確に述べています。

参考(social action)一斉主義がいじめの根本原因

目次

  1. 尾木氏がまず強調していること
  2. いじめっ子になりやすい子の背景
  3. 「いじめられやすい子」という見方で気をつけたいこと
  4. 幼児教育でできること
  5. 親ができること

1. 尾木氏がまず強調していること

尾木氏の見解でまず大切なのは、いじめは突然生まれるものではないという点です。最初は「いじり」「からかい」「ふざけ合い」のように見えても、片方が嫌がっているのに続くと、それはいじめに変わります。また、一見遊びに見えても、いつも同じ子が負け役や荷物持ちになるような関係は要注意だと指摘しています。

そしてもう一つ重要なのが、いじめられる子は悪くないということです。尾木氏はこの点を非常に強く語っており、被害を受けた子を責める見方をはっきり否定しています。文部科学省も、いじめは「どの子どもにも、どの学校にも起こり得る」としており、特定の性格やタイプだけの問題ではないと示しています。


2. いじめっ子になりやすい子の背景

ここで大事なのは、「性格が悪いから」で終わらせないことです。尾木氏は、加害側を厳しく罰するだけでは不十分で、なぜその子が人を傷つける形で気持ちを出すのかという背景を見る必要があると述べています。背景には、ストレス、家庭環境、学校の同調圧力、人間関係のゆがみなどがあると考えられます。


過去にいじめられた経験がある

文部科学省は、暴力を伴わないいじめでは、被害と加害が入れ替わりながら起こることが少なくないと示しています。つまり、過去に傷ついた経験を持つ子が、その痛みを整理できないまま、今度は別の子に向けてしまうこともあり得ます。これは「だから仕方ない」という意味ではなく、早い段階で心のケアが必要だということです。


自分の思い通りにしたい・支配したい

いじめには、力の差を利用して相手を従わせる形がよく見られます。尾木氏も、一見遊びに見えても、いつも同じ子が押さえつけられる、負け役になる、といった一方的な関係を見逃してはいけないと述べています。そこには、「自分が上に立ちたい」「相手をコントロールしたい」という気持ちが隠れていることがあります。これは尾木氏の指摘する“力関係のゆがみ”から読み取れる点です。


ストレス解消のはけ口にしたい

尾木氏は、人をいじめる原因は基本的にストレスの発散だと語っています。学校での同調圧力や一斉主義が子どもにストレスを与え、そのはけ口が弱い立場の子に向かうことがある、という見方です。文科省もまた、いじめの背景にあるストレスに着目し、その改善や対処力の育成が必要だとしています。


劣等感から人をねたむ

これは尾木氏がそのまま一覧化して語っているわけではありませんが、ストレスや背景を見ないと解決しないという見解から考えると、劣等感や嫉妬が攻撃として表れることは十分あり得ます。自分に自信がない子ほど、他人を下げることで気持ちを保とうとすることがあるからです。大切なのは、表面の乱暴さだけを見るのではなく、その奥にある「苦しさ」まで見ることです。


家庭の問題

文部科学省は、いじめの問題には家庭教育のあり方が大きく関わるとしています。親子の会話、精神的な支え、深い愛情、信頼に基づくしつけが重要だという整理です。尾木氏も、加害の背景や家庭環境を把握しなければ根本解決にならないと述べています。家庭は、子どもの安心基地にも、逆にストレスの源にもなり得るのです。


性格の問題

ここは少し言い換えが必要です。
「性格が悪い」と決めつけるより、感情の出し方が未熟相手の気持ちを想像する力が弱い負けや悔しさを処理する方法をまだ知らないと考えたほうが、子どもの成長につながります。文科省も未然防止のために、他者を尊重する態度やストレス対処力を育てる必要を示しています。


3. 「いじめられやすい子」という見方で気をつけたいこと

ここはとても慎重に考えたいところです。
保護者はつい、友達が少ない、動きがゆっくり、おとなしい、だれにでも優しい、口が達者、言い返せないといった特徴を心配しがちです。ですが、これらは「悪い特徴」ではありません。 むしろ、その子の個性や良さであることも多いです。

大切なのは、そうした特徴があるからいじめが起きるのではなく、集団の中で「反撃しにくい」「浮いて見える」と勝手に判断されたときに、標的にされることがあるという点です。尾木氏が「いじめられる子は悪くない」と強調するのは、まさにこのためです。文科省も、いじめはどの子にも起こり得るとしています。

特に気をつけたいのは、次のような見方です。

  • おとなしいから狙われる
  • 優しすぎるから損をする
  • 言い返せないから弱い
  • 少しませているから嫌われる
  • 動きがゆっくりだからからかわれる

こうした見方は、子どもを守るつもりが、いつのまにか**「あなたに原因があるのかも」と伝えてしまう危険があります。保護者がまず持つべき姿勢は、「どんな特徴があっても、いじめていい理由にはならない」という一点です。

参考:好書好日 今を輝こう しなやかに力をつけてね 教育評論家・尾木直樹さん@高岡市立横田小学校


4. 幼児教育でできること

では、幼児期に何ができるのでしょうか。
私はここで、幼児教育の役割は単なる知識の先取りではなく、人と関わる土台を育てることだと考えます。尾木氏が重視する人権意識、自尊心、関係性づくりにもつながる部分です。


1. 気持ちを言葉にする力を育てる

「いやだった」「かなしかった」「いまはやめてほしい」
こうした言葉を持っている子は、我慢だけで抱え込みにくくなります。逆に、加害側に回りそうな子にとっても、「むかついた」「悔しかった」を暴力ではなく言葉で表す練習になります。文科省がいうストレス対処力にもつながります。


2. 順番・負ける経験・我慢を学ぶ

幼児期は、「自分が勝ちたい」「自分の思い通りにしたい」が強く出やすい時期です。だからこそ、遊びの中で待つ、譲る、負けてもやり直す経験を積むことが大切です。これは将来の支配的な関わりを防ぐ土台になります。これは文科省のいう、他者を尊重する態度や心の通う人間関係づくりの素地とも一致します。


3. 自己肯定感ではなく「自己有用感」も育てる

尾木氏は自尊心を高める人権教育の大切さを語っています。加えて文科省も、未然防止には自己有用感や充実感を持てる学校生活づくりが重要だとしています。幼児期から「できたね」だけでなく、「助かったよ」「やさしかったね」と伝えることは、他人を落として自分を保つのではなく、人の役に立てる自分を育てます。


4. 人の気持ちを想像する習慣をつくる

絵本や日常会話の中で、
「この子、どんな気持ちかな」
「こんな言い方をされたらどう思うかな」
と問いかけることは、とても大きな教育です。幼児教育の価値は、ここにあります。相手の痛みに気づく力は、学力より先に育てたい力です。これは文科省が示す、互いの人格を尊重し合う態度の土台です。

※関連する記事です。子どもの幸せを育てる力 幼児期から育つ「感情コンピテンス」とは?

感情を理解する力

5. 親ができること

最後に、家庭でできることを整理します。


まず、被害を受けた子には「あなたは悪くない」と伝える

これが最優先です。
尾木氏も、いじめられる子を責める見方を明確に否定しています。子どもは傷つくと、「自分が変だからかも」と考えやすくなります。だからこそ、最初に安心を渡す必要があります。


「いじり」の段階で止める

いじめは、最初から大事件の顔をしてやってくるとは限りません。からかい、あだ名、笑いもの、いつも同じ子が負け役になる遊び。こうした小さなサインを、家庭も学校も見逃さないことが重要です。


わが子が加害側かもしれないときは、叱るだけで終わらせない

もちろん、してはいけないことははっきり伝える必要があります。
ただ同時に、何がそんなに苦しかったのかを聞くことも大事です。尾木氏がいうように、背景や家庭環境、ストレスを見ないと根本解決にはなりません。


比較とラベリングを減らす

尾木氏は、みんなの前で一人を強く注意すると、その子をラベリングすることになると指摘しています。この話は学校への助言ですが、家庭でも同じです。兄弟姉妹を比べる、「あなたはいつもこう」と決めつける、人前で恥をかかせる。こうした関わりは、子どもの自尊心を傷つけやすいので避けたいところです。これは記事内容からの家庭への応用です。


相談しやすい親子関係をつくる

文科省は、家庭の深い愛情や精神的支え、会話や触れ合いの確保の重要性を示しています。いじめ対策で最も強い予防線は、実は「困ったときにこの人に話せる」という関係かもしれません。

※愛着・アタッチメントの関連記事です。教育におけるアタッチメントとは? 大切にしたい心の安全基地


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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