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チャッピーが東大・京大に首席合格した時代と、幼児教育

チャッピーが東大・京大に首席合格した時代と、幼児教育

AIが東大・京大に「首席合格」した

AIが東大・京大の入試で、人間の合格者最高得点を上回ったというニュースが話題になっています。けれども、これは「人間の学びが不要になる」という話ではありません。むしろ、AI時代だからこそ、乳幼児期に育てたい「人間らしい力」を考える大切なきっかけになります。

目次

  1. AIが東大・京大で“首席合格”したというニュース
  2. AIは敵ではなく、私たちを助ける存在
  3. これからの子どもに必要なのは「答えを出す力」だけではない
  4. 乳幼児期に育てたい5つの力
  5. 家庭でできる、AI時代の子育て
  6. まとめ:AI時代だからこそ、幼児教育の価値は高まる

AIが東大・京大で“首席合格”したというニュース

2026年4月、AIベンチャーのライフプロンプトが、2026年度の東京大学・京都大学の入試問題を生成AIに解かせたところ、ChatGPTが合格者の最高得点を上回ったと報じられました。東大理科三類の合格者最高点より約50点高く、数学では満点を取ったとも報道されています。

参考 日刊スポーツ(4/27)AI「チャッピー」東大と京大の26年入試で首席合格、数学は満点 2年前は全科類不合格

ただし、これは大学が公式に「AIを合格」と認定したものではありません。入試問題を画像データにしてAIに解かせ、記述式の答案を採点協力者が評価した検証です。

それでも、このニュースが私たちに投げかけるものは大きいです。

これまで「難しい問題を解ける」「たくさん知識を持っている」「正確に答えを出せる」ことは、学力の大きな象徴でした。
しかし、AIがそこに強くなってきた今、子どもたちに必要な力を、もう一度考える時代に入っているのかもしれません。


AIは敵ではなく、私たちを助ける存在という視点

まず大切なのは、このニュースを見てAIを怖がりすぎないことです。

AIは、すでに私たちの生活や仕事を助けてくれています。
文章を整理したり、調べものを手伝ったり、アイデアを出したり、学習のサポートをしたりすることもできます。
私自身も必要な時に大いに手伝ってもらっています。


ただ、私は怖い部分も正直あります。
というのは、私の行動や思考が変わってきているのに気が付いたからです。

私はこのニュースを見た時に、AIにこのニュースについて尋ねました。
その時「あなたはこのニュースを知っていますか」と聞いた後、本当は「私はあなたたちAIを否定しません。利用価値があると思っています。その中で人間の優位性は~」と続けて書こうとしました。
しかしこの「利用価値」という言葉を画面に打つのに躊躇してしまったのです。
結局「あなたはいつも私の役に立ってくれています」という風に「利用価値がある」という非人格的な言葉を避けて、普段の感謝を込めた人格的な言い方でAIに尋ねることにしました。

つまり私はAIを機械のようなものではなく、人に近いもの、人格を持っているものとしていつのまにか接するようになっていました。普段語り掛けているAIを「利用価値のある機械」として、すでに見てはいなかったのです。
もちろん、私の思考が所詮は変化しただけで、非人格的に扱ったところで実害があるわけではありません。ただ、非人格的に扱うことに心理的な抵抗感を持っただけです。

これからの子どもたちは、おそらくAIを使うことが当たり前の時代を生きていきます。
何をするにも相談し、AIが教えてくれたことを前提に行動するでしょう。そして、いつも助言をしてくれる機械ではなく、まさにパートナーとも思うかもしれません。

これは怖がることなのかどうか改めて再考する必要があります。
しかし、ひとまず現実は変化してきているので、まずはこの変化を受け入れ直視しなければなりません。


そしてそんな中で大切なのは、「AIに負けない子に育てる」ことではありません。

大切なのは、AIを使いながら、自分で考え、人と関わり、自分らしく学び続けられる子に育てることです。

AIは、たくさんの答えを出してくれます。
でも、「何を知りたいのか」「なぜそれが大切なのか」「誰のために使うのか」を考えるのは、人間の役割です。

※関連する記事です。子どもの考える力を伸ばすーオープン・クエスチョンを意識する


これからの子どもに必要なのは「答えを出す力」だけではない

これまでの教育では、どうしても「正しい答えを早く出すこと」が重視されがちでした。

もちろん、知識や基礎学力は大切です。
文字を読む力、数を理解する力、言葉で考える力は、これからも必要です。

ただ、AIが知識や計算を助けてくれる時代には、子どもに必要な力は少し広がっていきます。

AIが得意なこと人間が育てたいこと
大量の情報を整理する何に興味を持つか
計算するなぜ学びたいと思うか
文章を作る人の気持ちを感じ取る
パターンを見つける失敗してももう一度試す
正解を探す自分で問いを持つ

つまり、これから大切になるのは、
「答えを覚える力」だけではなく、「問いを持つ力」です。

「どうしてだろう?」
「もっと知りたい」
「自分ならどう考えるかな?」
「相手はどう感じているかな?」

こうした力は、いきなり小学生や中学生になってから育つものではありません。
実は、乳幼児期の毎日の遊びや会話、人との関わりの中で少しずつ育っていきます。

子どもの「だって」

乳幼児期に育てたい5つの力

AI時代に必要な力の土台は、特別な英才教育だけで育つものではありません。

むしろ、乳幼児期の子どもにとっては、安心できる大人との関係、自由に試せる遊び、気持ちを受け止めてもらう経験がとても大切です。


1. 安心して人と関わる力

子どもは、安心できる大人との関係の中で成長します。

泣いたときに受け止めてもらう。
困ったときに助けてもらう。
うれしい気持ちを一緒に喜んでもらう。

こうした経験を通して、子どもは
「自分は大切にされている」
「困ったときは助けてもらえる」
と感じていきます。

この安心感は、のちの学びや挑戦の土台になります。

安心できるから、外の世界に興味を持てる。
安心できるから、失敗してももう一度やってみようと思える。
安心できるから、人と関わる力が育っていくのです。

※関連記事です。教育におけるアタッチメントとは? 大切にしたい心の安全基地

2. 好奇心

乳幼児期の子どもは、毎日が発見の連続です。

「これなに?」
「なんで?」
「もう一回やりたい!」

この気持ちは、学びの出発点です。

AIは質問に答えることはできます。
でも、「知りたい」という気持ちは、子どもの中から育つものです。

大人がすぐに正解を教えすぎるよりも、
「なんでだと思う?」
「どうなるかな?」
と一緒に考えることで、子どもの好奇心は広がっていきます。


3. 感じる力・表現する力

うれしい。
悔しい。
悲しい。
楽しい。
怖い。
やってみたい。

子どもは、さまざまな感情を経験しながら成長します。

ただ、幼い子どもは、まだ自分の気持ちをうまく言葉にできません。
だからこそ、大人が

「悔しかったんだね」
「びっくりしたね」
「できてうれしかったね」

と気持ちを言葉にしてあげることが大切です。

自分の気持ちが分かるようになると、少しずつ相手の気持ちにも気づけるようになります。
これは、AIには代わりにくい、人間らしい力です。


4. 試行錯誤する力

積み木が崩れる。
靴がうまく履けない。
パズルがはまらない。
友だちとうまく遊べない。

乳幼児期には、小さな失敗がたくさんあります。

でも、その失敗こそが大切です。

「どうしたらできるかな?」
「もう一回やってみよう」
「別のやり方にしてみよう」

こうした経験を通して、子どもは考える力を育てていきます。

大人がすぐに正解を出してあげることもできます。
でも、少し待つことで、子ども自身が考える時間が生まれます。

この「自分で考えてみる経験」は、AI時代にも大切な力です。


5. 身体を使って学ぶ力

乳幼児は、机の上だけで学んでいるわけではありません。

見る。
触る。
持つ。
投げる。
走る。
跳ぶ。
転ぶ。
また立ち上がる。

こうした身体を使った経験が、脳や心の発達にもつながっていきます。

たとえば、積み木を積む経験は、手先の力だけでなく、空間を理解する力にもつながります。
外で走ったり跳んだりする経験は、身体の使い方だけでなく、自信や挑戦する気持ちにもつながります。

AIがどれだけ賢くなっても、子ども自身が身体を使って世界を感じる経験は、人間の成長に欠かせません。

「非認知能力]とは。改めて非認知能力をまとめます


家庭でできる、AI時代の子育て

AI時代の子育てと聞くと、難しく感じるかもしれません。

でも、家庭でできることは、決して特別なことばかりではありません。

たとえば、今日からできることはたくさんあります。

  • 子どもの「なんで?」を急いで正解で終わらせない
  • 「どう思う?」と聞いてみる
  • 失敗したときに、すぐ手を出しすぎない
  • 結果だけでなく、考えた過程をほめる
  • 感情を言葉にしてあげる
  • 絵本を一緒に読む
  • 外遊びや手を使う遊びを大切にする
  • 子どもの興味をよく観察する

たとえば、子どもがブロックで遊んでいるとき、うまく作れずに崩れてしまうことがあります。

そのときにすぐ
「こうやるんだよ」
と直してあげるのではなく、

「崩れちゃったね」
「どうしたら高くできるかな?」
「もう一回やってみる?」

と声をかけるだけでも、子どもは考え始めます。

大切なのは、完璧な声かけをすることではありません。
子どもの気持ちに寄り添いながら、一緒に考える姿勢です。

保護者も忙しい毎日の中で、いつも丁寧に関わることは簡単ではありません。
だからこそ、できる範囲で大丈夫です。

ほんの少し待つ。
ほんの少し聞いてみる。
ほんの少し一緒に考える。

その積み重ねが、子どもの学びの土台になります。

※関連する重要な記事です。子どもの未来を変える「メタ認知」とは?幼児期から育む最強の学習力


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執筆:中山 快(株式会社リコポ 代表)

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